ツムラは10代~40代女性を対象にPMS(月経前症候群)に関する調査を実施し、その結果を9月28日に発表した。調査は7月29日~8月2日の期間、PMSの症状があり生理前に不調がある10代(15~19歳)~40代の女性800人を対象にインターネットで行われた。

  • 自身のPMS症状の度合い/PMSの症状がひどくなるシーン

まず自身のPMSの程度について聞くと、50.9%と2人に1人が「PMSが重い」と回答。症状がひどくなるシーンを聞くと、「寝不足の時」(51.1%)や「ストレスやプレッシャーを感じる時」(51.0%)が多かった。

次いで多いのが、台風などによる低気圧、雨、梅雨時期、季節の変わり目などの「天候が変化する時」(35.1%)が挙げられた。生理前に不調が生じる女性の3人に1人は気圧の変化で症状がひどくなると自覚しており、特にPMSが重い女性は半数近く(44.5%)が、天候が変化すると症状がひどくなると回答。

  • PMSで休んだ経験/PMSで会社や学校を休むことはできない/PMSについて学校や職場の理解がない

PMSで学校や仕事を休んだ経験を聞くと「休んだことがある」のは17.6%と少数派で、8割(82.4%)がPMSで休んだことはなく、半数が「休んだことはないが、本当は休みたかった」(52.1%)と無理をしていることがわかった。また、7割が「PMSでも会社や学校を休むことはできない」(69.6%)と、休むことに強い抵抗を感じている。その背景には職場の環境が関係しているようで、8割が「PMSについて学校や職場での理解がない」(77.9%)と感じている。

「PMSに関して学校や職場など社会の理解がないために、休みたいのに休めない…」とPMSで悩む女性は、そんなツライ状況にあるのが現状だといえるという。