アイドルグループ・V6の岡田准一が主演を務める映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の本編映像が4日、公開された。

  • 左から伊藤英明、岡田准一

    左から伊藤英明、岡田准一

同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。

今回公開されたのは、新選組初代筆頭局長である芹沢鴨(伊藤英明)と、副長の土方による、一触即発の決闘シーン。尊王攘夷を掲げ、国家転覆を図っていた清川八郎(高嶋政宏)の暗殺を狙う芹沢と土方であったが、酒に酔った芹沢の暴走により、暗殺は失敗に。逃げた先で口論となった二人は、次第にお互いのプライドを懸けた“本気の喧嘩”へと発展していく。

映像では、原田監督が「しらふなら土方、沖田がふたりがかりでも倒せない武門の人」と称する剣の達人である芹沢が土方を吹き飛ばすほどの豪快な一振りを見せる一方で、華麗な身のこなしと剣捌きで立ち向かう土方の姿が映し出される。

原田監督の熱望により、岡田は本作で主演に加え、見せ場となる殺陣の構築・指導も兼任した。「ある程度テーマをもって構築していった」という殺陣について岡田は、「こだわりが詰まっている」と自信を見せる。“超一流の武芸者が俳優のふりをしているような人”と原田監督からも絶賛される岡田のアクションには、芹沢を演じた伊藤も「殺陣については自分なりに準備したつもりだったんですが、岡田君の動きにはなかなかついていけずでした」と苦労を滲ませる。しかし、それぞれのキャラクターの特徴に合わせて殺陣を考案した岡田による丁寧な指導を受けた伊藤は「(岡田が)何十年という歳月をかけて習得したものをわかりやすく、芹沢鴨というキャラクターを織り交ぜつつ、殺陣をつけてくださって、本当に感謝しています」と述懐している。