エン・ジャパンは9月30日、「年収1,000万円以上の転職」に関する実態調査の結果を発表した。調査は9月15日~22日、同社運営サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント159名を対象にインターネットで行われた。

  • 年収1000万円以上のポジションが増えている業種

    年収1000万円以上のポジションが増えている業種

「直近、年収1,000万円以上のポジションの採用は増えていますか?」と伺ったところ、65%が「増えている(「どちらかと言えば」を含む)」と回答。2019年調査から9ポイント上昇した。

採用が増えている業種は、「IT・インターネット」(65%)、「コンサルティング」(37%)、「メーカー」(34%)、職種は「経営・経営企画・事業企画系」(71%)、「コンサルタント系」(45%)、「技術系(IT・Web・通信系)」(44%)が上位に並んだ。

  • 年収1000万円以上のポジションはどのような募集背景が多いですか?

    年収1000万円以上のポジションはどのような募集背景が多いですか?

また、採用が増えている企業タイプは「大手企業」が最も多く52%。年収1,000万円以上のポジションの募集背景としては、「既存事業の拡大を目指したマネジメントポジションの募集」(62%)が最も多く、次いで「既存事業の拡大を目指したスペシャリストの募集」(54%)、「新規事業の拡大に伴う経験者の採用」(41%)と続いた。

  • 年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する仕事の能力

    年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する仕事の能力

続いて、年収1,000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する仕事の能力を教えてもらったところ、「問題意識に基づき、課題や目標を設定する能力」(63%)、「ビジネス課題を解決するテクノロジーを活用する能力」(51%)、「立場や価値観の違う社内外の関係者同社を調整し、まとめる能力」(50%)が上位に。

また、スキルが企業が求める要件を満たしている前提で、年収1,000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する特徴を聞いたところ、「臨機応変に対応できる」(57%)、「実現したい世界観がはっきりしている」(53%)、「謙虚で礼儀正しい」(51%)が上位にあがった。

最後に、「年収1,000万円以上のポジションの求人は、今後増えていくと思いますか?」と伺ったところ、65%が「増えていく」と回答した。