東急と伊藤忠都市開発は2024年5月、実質再生可能エネルギー100%の電力を利用した、免震構造の分譲タワーマンション「ドレッセタワー武蔵小杉」を竣工する。2022年1月には、モデルルームをオープンする。

  • 「ドレッセタワー武蔵小杉」外観イメージ

分譲タワーマンションにおける実質再生可能エネルギー100%利用は、日本初(2021年9月27年時点、東急調べ)の取り組みとなる。"ひとつ先を住まう"をコンセプトに掲げ、脱炭素社会への貢献、新しい働き方・暮らし方への対応、スマートホームや顔認証などデジタル技術の導入、防災対策などの観点から、次世代のライフスタイルに対応した住宅提供を目指すという。

同物件の全住戸・共用部の電力は、再生可能エネルギー由来の電力小売事業業界最大手のネクストパワー社より調達し、高圧一括受電方式で提供する、非化石証書を利用した実質再生可能エネルギー100%で賄う。共用部には非常時に使用可能な蓄電池設備を採用しているほか、電気自動車(EV)の普及に対応し、EVカー対応の機械式駐車パレットを複数台導入する。共用部の一部電力には太陽光発電による電力も使用する。

3階の共用施設"ENGAWAラウンジ"は、読書などに適した「和」をコンセプトとする静かな空間で、テレワークが可能な複数の個室ブースを設置する。屋上テラス"ルーフトップラウンジ"には、「空の仕事場」をテーマにしたWi-fi完備のワークスペースを備える。キッズスペース、大型LEDモニターを併設したシネマラウンジも設置し、多様な生活シーンで利用できる空間を提供する。

  • 「ドレッセタワー武蔵小杉」完成イメージ

エントランス・エレベーターには、非接触で解錠可能な「顔認証システム」を導入し、住戸部分においては、外出先でスマートフォンから家電の操作ができるスマートホームサービスも利用可能。テレワーク環境の整備やリフレッシュ空間の創出など、多様化するライフスタイルに対応する間取り変更のメニュープランも用意する。