山陽電気鉄道は16日、直通特急に使用される5000系に日比野克彦氏デザインのロゴマークを用いたヘッドマークなど掲出し、「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト号」として9月17日から運行すると発表した。
「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト号」は、姫路市立美術館と共同で、新たな姫路の魅力を国内外に発信するアートプロジェクト「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」の開催を記念した共同企画の一環で運行。6両編成の5000系を使用し、日比野克彦氏デザインのロゴマークを用いたヘッドマークとドア横ステッカーによる装飾を施す。運行期間は2021年9月17日から2022年3月31日までの予定。大阪梅田~山陽姫路間で1日最大5.5往復程度運行する。
ロゴマークのデザインについて、日比野克彦氏は「電車のヘッドマークということで丸いかたちを軸としたデザインになりました。ひらがなが持つやさしさを表現することを意識し、絵のようにも文字のようにも見えるかたちで『ひめじ』の3文字を表しています。また、『ひめじ』の文字の色はグラデーションで様々な色を盛り込んでいます。様々な色が境目なく混ざりながら一つのデザインの中に同居している色づかいから、多様性に富んだボーダーレスな世界観を感じていただければと思います」とコメントしている。