クロス・マーケティングは9月6日、「新型コロナウイルス生活影響度調査」の結果を発表した。調査は8月27日~29日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500名を対象にインターネットで行われた。
新型コロナウイルスに対する「直近1週間の不安度」は、前回調査(7月30日〜8月1日調査)から3p増の45%、「将来に対する不安度」は1p増の54%、「直近1週間のストレス度」は1p増の45%と、いずれも先月より微増。
直近1週間に実行したことを聞くと、「不要不急の外出を控える」「人の集まる場所へ行くことを控える」「コロナウイルス対策に関する情報収集」などが前回より増加しており、また、現在困っていることでは「コロナウイルス関連の正しい情報がわからない」「人とのコミュニケーションがとりにくい」が増加していることから、医療逼迫、若年層の感染者増加といったコロナ情報が錯綜する中、不安度・ストレス度は減らず、再び密を避けつつ、何が今の自分にとって必要で正しい情報なのかを模索している様子がうかがえた。
続いて、自分または家族が感染し自宅療養を指示された場合、今の環境下で自宅療養ができるかどうかを尋ねたところ、53%が「できない」「あまりできそうにない」と回答。その理由を尋ねると、「家庭内隔離ができず、家族に感染させてしまう可能性が高い」(51%)、「自宅療養で必要な備えがない」(40%)、「看病してくれる人がいない」(25%)が上位に。
そこで、自宅療養に向けてなど、コロナがきっかけで備蓄量を増やしたものを教えてもらったところ、「水」「石鹸・ハンドソープ」「ティッシュペーパー・トイレットペーパー」が上位に。各製品について、なぜその商品を備蓄しているのかを尋ねたところ、「コロナ自宅療養やワクチン副反応のため」に備蓄しているものは「スポーツドリンク・ゼリー飲料」程度で、そのほかの商品については、「災害への備え」「いずれ使えるのでいくらあっても困らない」「ローリングストック」といった理由が並んだ。
次に、コロナ禍で「増えた」あるいは「減った」生活行動について聞いたところ、夏場に増えた生活行動は、男女ともに「帰宅後の手洗い」(男性35%、女性44%)が群を抜いており、次点は「拭き掃除」(同13%、20%)という結果に。
一方、減った行動は、女性において「メイクする」(43%)が大きくダウン、次いで「肌や髪のお手入れをする」(11%)と続き、外出時の身だしなみ行動が明らかに減っていることがわかった。