副業の「月収の中央値」「月の平均労働時間」、やってる「仕事内容」を調査

パーソル総合研究所は8月13日、「副業に関する調査結果(個人編)」を発表した。調査は3月4日と8日、従業員数10人以上の企業に勤務する20～59歳の男女3万4,824人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「副業を行っている正社員の割合」を属性別にみると、若い世代ほど副業を行い、年収別では1,500万円以上から大きく割合が上がっている。また、職位別では「部長相当以上」の割合が一番高い結果だった。

• 副業を行っている正社員の割合(性年代別/収入別/収入変動別)

• 副業を行っている正社員の割合(職位別)

次に「副業者の割合が高い職種ランキング」のトップテンをみたところ、1位「コンサルタント」(29.8%)、2位「Webクリエイティブ(Webデザイナー、プランナー、プロデューサーなど)」(20.1%)、3位「人事・教育」(19.9%)、4位「経営・経営企画」(18.9%)、5位「幼稚園教諭・保育士」(18.2%)、6位「不動産関連・専門職種」(12.8%)、7位「企画・マーケティング」(12.6%)、8位「法務」(12.0%)、9位「総務」(11.5%)、10位「理美容専門職種(理美容師・スタイリスト・ネイリスト・エステティシャンなど)」(11.4%)となった。

• 副業者の割合が高い職種ランキング

さらに、「正社員が行っている副業ランキング」をみると、トップテンは1位「Webサイト運営(ブログ運営、YouTuberなど)」(12.6%)、2位「配送・倉庫管理・物流」(11.2%)、3位「ライター・Webライター」(8.6%)、4位「eコマース(インターネット通販・ネットショップ販売)」(7.7%)、5位「販売・サービス系職種(店舗内・事業所内)」(7.3%)、6位「事務・アシスタント(データ入力含む)」(6.4%)、7位「その他専門職」(6.2%)、8位「フードデリバリー・配達」(6.0%)、9位「医療系専門職種」(5.3%)、10位「IT系技術職種」(4.9%)という結果だった。

• 正社員が行っている副業ランキング(1～20位)

• 正社員が行っている副業ランキング(21～40位)

続けて、「副業にかける時間」をみたところ、1ケ月あたりの「副業労働日数」は平均9.0日、「副業総労働時間」は平均29.5時間、平日の「副業労働時間」は平均2.56時間、休日の「副業労働時間」は平均4.48時間だった。

• 副業にかける時間

さらに、「副業による収入」をみると、月収では「1万円未満」(2.2%)、「1～2万円未満」(17.7%)、「2～3万円未満」(13.1%)、「3～5万円未満」(18.4%)、「5～10万円未満」(27.7%)、「10～15万円未満」(11.1%)、「15～20万円未満」(2.8%)、「20～30万円未満」(3.3%)、「30万円以上」(3.7%)という結果に。また、副業の月収の中央値は4.1万円、時給の中央値は1,883円だった。

• 副業による収入