歌手の西川貴教が、15日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)に出演し、8日の東京オリンピック閉会式について語った。
感想を求められた西川は、「触れること自体も難しい問題になってるような気がするんですけど」「一部われわれも費用負担している側として言わせて頂くとすると」と前置きし、「正直、正しい表現が難しいんですけど、悔しい気持ちになったというか……」と吐露。
「こういう国際的な催しだと、その国の文化をわれわれ自身も俯瞰で見れたりする機会になると思うんですけど、『船頭多くして船山に上る』みたいな。誰が責任取るか分からないような状態になっていて、理念が全然伝わらなかったというのもあった」とその理由を述べた。
さらに、「あとは周りの世界的なアスリートの方が全員マスクして待機していらっしゃるところに、間近までパフォーマーの方がマスクもせずに行って煽られているのを見たりすると、たぶんそれを見た方が『それ、どうなん?』と言われたりすると思うんです」とも指摘。
「こんな状況の閉会式・開会式って、触れる者全員傷つけていくような催し物になっているのに『出ます』と言ってくれた人たちを演出側は守ってほしい。そういった出る側の勇気をないがしろにするような演出。そういう意味では、見ていて到底しっかりした演出プランがあったとは思えない」と正直な思いを伝え、「その中であれだけのことをされた出演者のみなさんは本当にプロフェッショナルだとあらためて思いました」と出演者のプロ意識の高さを称賛していた。