オフィスカジュアルってなんぞ? と思いながら日々の仕事服に悩む社会人3年目。世の中の多くの会社で、服装はオフィスカジュアルでなんていわれているが、実際のところカジュアルときちんと感があいまいで、なんとなくなオフィス服で日々を凌いでいる。
このたび、かっこいい社会人になるべく初めて「オーダースーツ」を作ってみることにした。
■「SHITATE」でオーダースーツに挑戦
今回お世話になったのは、洋服の青山が展開しているオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー シタテ)」。オーダースーツといえば男性のイメージだったが、レディース向けのオーダーも受け付け、価格は3万1,900円(税込)からとお財布にやさしい値段から作れるそうだ。
スーツ屋に入るのは就活以来。ドキドキしながら洋服の青山 池袋東口総本店にうかがった。
いざオーダースーツを体験! 担当をしてくださったのは千田さん。最後まで親身になってアドバイスをくれるとても心強いお姉さんだった。
「最近はレディースでもオーダースーツを頼まれる方は増えています。ジャケット、パンツ、スカートからいろんな組み合わせが選べるので、自分の希望を叶えるスーツを作れますよ」と言う千田さん。いよいよオーダースーツ作りがスタートした。
■Quality Order SHITATEとは
まずは「Quality Order SHITATE」の説明から。「わがままを、仕立てる」をコンセプトとしたレディース向けオーダーでは、ジャケット、パンツ、スカートから好きなものを組み合わせ、自分だけのスーツを作っていく。
スーツ価格はセットで3万1,900円から。単体ではジャケットが2万2,330円から、パンツ・スカートが9,570円からオーダーが可能だ。デザインやサイズ、生地やボタンなど細かい部分までオーダーができ、納期は最短で14日。
■いよいよオーダーがスタート!
はじめに出てきたのは、何やらいろんなファッションが表になった「ビジネスウェアガイド」。普段のお仕事ではどのような格好が多いですか? どのようなシーンで着られますか? と、スタイルを見ながら千田さんによるヒアリングが始まった。
今回の目標は「いかにもスーツは嫌。カジュアルさもありながら、きちんと感のあるかっこいいスーツが欲しい!!」。スーツ屋でスーツっぽすぎるのは嫌だというわがままなお願いだが、「ジャケットだけで着まわせるものもいいですね。ジャケパンスタイルにすることもできますよ」と、実際のコーディネートまで想定してアドバイスをいただいた。
スカートはタイトスカートとフレアスカートの2種類、パンツはテーパードパンツとセミフレアパンツの2種類。体の線がきれいに見えやすいのはこれ、トレンドな形はこれ、とそれぞれの特徴を教えてもらいながらスタイル選び。普段スカートが多めなので思い切ってパンツスタイルのスーツを作ることに決定した。
では実際にパンツの形を履いて試すために更衣室へ……の前にシャツ選び。「カットソーやブラウス、Yシャツ、どのシャツをよく着られますか?」と聞かれる。シャツによってスーツの印象や合わせるジャケットのサイズも変わってくるため、イメージに近い形で採寸を行っていくそうだ。
肩幅や腕の長さなどを測ると驚きの事実が発覚。なんと右腕が左腕より1cm長いらしい。「オーダースーツなので、左右差に合わせて袖の長さも変えられます」と千田さん。1cm程度なら通常のジャケットでも十分着られるので心配なくと優しく声をかけてもらった。
■パンツスタイルはどっちを選ぶ?
それでは実際に試着をしてのパンツ選び。足長効果があり、スタイルアップも期待できるシルエットのセミフレアパンツ、裾にかけて細くなっていくシルエットで、下半身をすっきりと見せるテーパードパンツの2種類。どっちも履いて試してみた。
こちらはセミフレアパンツ。裾がふわっと広がり、心なしか足も長く見える気がする。
続いてはテーパードパンツ。丈の長さで印象が変わり、足首を出すとスタイリッシュ感がある。写真では左右で丈の長さを変えた状態だが、足首を見せる方が足が細く見える気がする。
どっちもいいなと迷っていると、「テーパードパンツは今人気のスタイルですよ」という助言により、テーパードパンツに決定。スタイルが決まったらいよいよ本格的にサイズを決めていく。