女優の天海祐希が主演するテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』第4シリーズ(毎週木曜21:00~ 初回は拡大スペシャル)が、きょう8日にスタート。初回ゲストには桃井かおりが登場する。
天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていく同ドラマ。第4シリーズでは、キントリがなんと9月末で解散することが判明。「消滅まで残り100日」というタイムリミットの中、有希子らは真摯に目の前の事件と対峙していく。
第1話では、有希子が出張で北海道警察へ。空港で持病の薬の処方箋が見つからず困っている老女(桃井)の手助けをし、それぞれの座席へ向かう。しかし、出発時刻になっても飛行機は一向に離陸しない。異変を察知した有希子がギャレーへ突入すると、CAにインスリンポンプを突き付ける老女の姿が。老女は人が変わったかのような殺気をはらみながら「私は国民青年派の大國塔子だ」と名乗り、ハイジャックを宣言する。
警乗警察官・山上善春(工藤阿須加)が人質解放と投降を促すも、一切ひるまない塔子。爆弾の存在を明かし、同じ便に乗っている国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)を呼ぶよう要求する。汚職疑惑の真相を本人に語らせることが目的だというが、宮越の代わりにやってきたのは、第一秘書・東修ニ(今井朋彦)。揉み合いになった挙げ句命を落としてしまったことで、現場にいた有希子に非難の声が浴びせられるが……。
塔子は50年前に国会議事堂前で“7分間の演説”を行い、国民青年派と機動隊の衝突を止めた活動家で、「黒い女神」と呼ばれたカリスマだった。その後50年間潜伏を続けていた塔子が、なぜ沈黙を破り、ハイジャック事件を起こしたのか。