ビズヒッツは7月5日、「転職理由に関する意識調査」の結果を発表した。調査は4月23日~5月7日、30代で転職した経験がある女性292名を対象にインターネットで行われた。

  • 30代女性の転職理由ランキング

    30代女性の転職理由ランキング

30代女性の転職理由ランキング、1位は同率で「結婚・出産のため」と「人間関係への不満」(ともに36人)だった。

「結婚・出産のため」という人の回答をみると、「結婚して子どもができたので営業職をやめて事務職に転職しました」「このままでは妊娠できないと思い辞めた」「結婚相手に夜勤勤務があり、生活時間を合わせたかったので転職しました」という人や、結婚して引越したり、妊娠してつわりがひどかったために、希望に関わらず一旦退職せざるを得なかった人も見受けられた。

また、「人間関係への不満」に関しては、性別・年代問わず転職理由の上位に入る項目。人間関係が嫌になって自ら辞めた人が多かったなか、「我慢して働いていたが、辞めるよう促されて」「上司に嫌われてしまい、退職するよう強いられた」という人や、精神的に追い込まれて「病気になってしまった」「仕事の成績が落ちた」という回答も寄せられた。

以下、3位「他の仕事をしたくなった」(27人)、4位「収入アップのため」「体力的につらい」(ともに23人)、6位「家庭との両立のため」(20人)、7位「育児のステージが変わった」(19人)と続いた。

  • 30代女性が転職先に重視した条件ランキング

    30代女性が転職先に重視した条件ランキング

続いて「転職先に重視した条件」を聞いたところ、断トツで「勤務時間や休日」(95人)が1位に。具体的には「短時間勤務」「土日祝が休み」「夜勤がない」「勤務時間が固定」などが寄せられ、「収入よりも休日重視」と回答した人も見受けられた。

以下、2位「やりたい職種/仕事内容」(69人)、3位「勤務地/通勤時間」(54人)、4位「残業なし/少なめ」(50人)、5位「収入が多い」(48人)、6位「休みやすさ」(36人)、7位「福利厚生の充実」(28人)と続いた。

  • 30代女性の転職後の雇用形態

    30代女性の転職後の雇用形態

最後に、「転職前と転職後の雇用形態」について聞いたところ、転職前も転職後も「正社員」(転職前61.0%、転職後40.5%)が最多だったものの、転職後の正社員の割合は20.5%も減っていることが明らかに。正社員を選んだ理由を聞くと、「安定」「収入」「長く働きたい」「福利厚生」といったキーワードが多くあがった。

一方、2番目に多かった転職後の雇用形態は「パート・アルバイト」で24.%。転職前よりも9.9%増えており、「パート・アルバイト」を選んだ理由を聞くと、「融通がきく」「フルタイムだと家庭と両立するのが難しいと思った」という意見が多かったほか、「正社員だと異動があるから嫌だった」「本業以外の雑務もやらないといけないのが困る」などの理由も目立った。