分厚いお肉や野菜をそのまま豪快に焼いて楽しむのも、もちろんバーベキューの醍醐味ですが、火起こしのアイドルタイムなどに、ささっと作れる技ありメニューが“缶バーべ”です。缶詰を開けてそのまま鉄板にのせちゃえる手軽さで、しかも味は本格的なところが魅力。

  • 【オイルサーディン缶詰】ガリバタ醤油_おしゃれな“缶バーべ”で焼き友の人気者! byたけだバーベキュー

    オイルサーディン缶は"たけだ流“缶バーべ”の定番

今回は“缶バーべ”の提唱者たけだバーベキューさんに、オイルサーディン缶を使ったレシピを特別にご紹介いただきました。

■お酒呑みも、プチ高級志向も、とりこにしちゃう缶詰レシピ

オイルサーディン缶を使った料理では、以前しょうゆとみりんとお酒をちょっと入れて和風の味付けにしたやつを一度、笑い飯の西田さんにふるまったことがあるんです。後で聞いたら、「うま過ぎて自分でも3日間連続で作った」って笑ってました。

西田さんはふだんあんまり料理しないらしいんですけど、「めっちゃ簡単やったから」って。お酒も嗜まれるので、お酒呑みの人にはすごい響くメニューだったみたいです。

オイルサーディンはちょっと洋風の感じがするので、それをちょっと和風にアレンジするだけでいつもと違った味わいになります。

他にはスモーク牡蠣のオリーブオイル付けの缶詰なんかもあるんですけど、そのままでももちろんおいしいですし、チーズをかけてとろっとさせるとさらに高級感も増しておいしくなります。

バーベキューのときに出したり、家だとオーブントースターで香ばしく焼いたり、家にパン粉があればまぶしてあげて焼くとサクサク感が増して喜ばれますね。

●オイルサーディン缶詰ガリバタ醤油の材料(1人前)
オイルサーディン缶……1缶
醤油………………………小さじ1
チューブにんにく………適量
バター……………………10g(箱入り切れてるタイプ)
パセリ(生)……………適量
バゲット…………………2~3切れ

  • オイルサーディン缶があっという間におしゃれなパーティーメニューに

■バゲットをこがさない&火傷しないが作り方のコツ

  • 缶のフタを開けてオイルを少し捨て、醤油をたらします

  • にんにくを加えます

  • 最後にバターを上にのせて火にかけます

  • バゲットはお好みの厚さに切ります。僕の場合は1~2cmぐらいにします

  • パセリをみじん切りにします

  • バターが溶けてオイルサーディンがぐつぐつきたら、バゲットをとなりであぶります。オイルサーディンはフィレが重なり合っているので、少しめくって間にタレを入れてあげた方が味が沁みます

  • バゲットはこげやすいので焼きすぎ注意。様子を見つつ缶詰にパセリを散らします

作り方のコツはやけどしないこと(笑)。コツなんてないのが缶詰バーベキューのいいところです。持ち上げる時はトングであるいは皮手袋をしているとより安全です。オイルサーディンはたまにポンっとはぜたりすることもあるので、それだけは気を付けてください。

■缶詰の魅力を再発見! バゲットも屋外で焼けば格別な味

オイルサーディン缶詰ガリバタ醤油をお腹ペコペコの若者に試食してもらいました。

  • オイルサーディン缶詰ガリバタ醤油をZ世代が試食してみた感想は?

「ふだんあんまり缶詰食べないけど、こんなおいしいならメニューに加えたいです」

「缶詰の容器に入ったままあぶれるのが無駄がなくていい」

「1人暮らしだとお皿洗ったりするの面倒だし、缶をそのまま使えるのがいい」

「バゲットもバーベキューの場で焼くとなおさらおいしく感じる」

あっという間にオイルサーディン缶が空っぽになりました。

■知っておいて損はないバーベキューのモテ技

バーベキューの火起こしって、僕でも15~20分はかかかってしまいます。その間、みんなが手持ち無沙汰にならないように、簡単な前菜を作ってあげるとかなり喜ばれます。

例えばオイルサーディンを使ったサラダや、バーニャカウダーなどパパっと簡単に作れるものがいい。それを食べながら乾杯して、「ああおいしいな」って言ってるうちに火おこし完了という流れをしっかり作ってあげるときっとモテます(笑)。

薄いお肉をちまちま焼くのもいいんですが、分厚いお肉を買ってきて、豪快に大きめのペッパーミルを回してふりかけながらワイルドに焼くのが、やっぱり見た目にもテンションが上がります。非日常感を演出できればできるほど、モテ具合はアップします。

【 たけだバーベキュー 】 キャンプ飯に最高!BBQの達人だけが知っている霜降りステーキの焼き方!

肉汁がしたたり落ちるのを見ながらワイワイやって、最後はやっぱり焼きそばでしょう。その後に、マシュマロを焼きつつ、ホットコーヒーを入れて締めてあげましょう。

前菜あってお肉があって、主食があって、最後にデザートというフルコース料理のような流れができていると気づけば、「なんかすごいおもてなしされてた~」という印象になること間違いなし。なので最初と締めはしっかり準備しておくといいと思います。

バーベキューの時はみんな写真を撮りたくなるので、パセリや水菜がちょこっと横に添えられるだけで写真映えがしていいと思います。野菜の緑色とカッティングボードとかがあると、お安いお肉でも高級感がある感じに写ります。なのでそういう子道具も用意しておくと完璧ですね。