テックオーシャンは6月30日、「DX人材に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は6月11日、国立大学工学部の学生2年~4年の280名を対象に、無記名式アンケートで実施した。

  • DX人材になりたいと思いますか

DX人材とは、DXを主体的に推進し実現できる人材のこと。DX人材になりたいと思うか尋ねたところ、59.3%が「思う」、12.1%が「思わない」と回答した。

DX人材になれると思うかどうか尋ねると、29.3%が「思う」、16.4%が「思わない」と回答した。6割が「DX人材になりたい」と考えているものの、「なれると思う」と回答した人は3割にとどまっている。

  • DX人材になれると思いますか?

DX人材を増やすために必要だと思うことについて尋ねると、「大学など高等教育でDXに関するカリキュラムを増やす」(63.2%)が最も多く、「企業にてDX人材育成の研修を促進する」(51.8%)が続いた。

  • DX人材を増やすために必要だと思うこと

DX人材になりたいと「思う」学生の中で、DX人材になれると「思う」は36.8%、なれると「思わない」は9.6%、なれるか「わからない」は53.6%だった。DX人材になりたいと「思わない」学生の過半数は、DX人材になれると「思わない」と回答している。

  • 自身がDX人材になれると思いますか? DX人材になりたいかの志向別

自身がDX人材になれると思うかについて自由回答で答えてもらったところ、「なれると思う」と回答した人からは、「既に積極的に自主的に取り組んでいるから」「勉強すれば誰だってできるようになると思うから」「社会情勢の変化に置いて行かれないために、DXは必要だと思うため」「工学に携わる以上、デジタル技術による変革も伴うから」という声が挙がった。

一方、「なれると思わない」と答えた人からは、「DXについての知識がない」「デジタル技術に関して、あまり興味が無い」「今の自分を考えてみると、向いてないと思っているから」「自分がITをうまく扱えるとは思えないから」などのコメントが合った。