近畿日本鉄道は29日、高度成長期・大阪万博開催時期の1970年前後に登場し、近鉄特急ネットワーク拡大期における中心的な役割を果たした12200系の最後の乗車機会となる「ありがとう12200系特急 ラストラン乗車ツアー」を8月7日に開催すると発表した。

  • 「ありがとう12200系特急 ラストラン乗車ツアー」は8月7日に開催

12200系は近鉄特急の中で最多両数(168両製造)を誇り、観光輸送だけでなく通勤輸送にも活躍してきたが、今回のツアーが乗車できる最後の機会となる。大阪上本町~賢島間・近鉄名古屋~賢島間の各1往復を運転(臨時特急)し、計4コースを実施。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、募集人数を各コース120名(乗車定員256名)に限定している。参加者は必ず窓際の席(1人2席利用可)に乗車できる。

車内放送で車両担当社員による12200系の歴史とエピソード、車両概要などの解説を行い、参加記念品として12200系のデザインを施したグッズが用意される。

開催日の8月7日、Aコースは大阪上本町駅8時15分発・賢島駅11時33分着、Bコースは賢島駅16時42分発・大阪上本町駅19時42分着、Cコースは近鉄名古屋駅9時36分発・賢島駅11時51分着、Dコースは賢島駅16時8分発・近鉄名古屋駅19時1分着となる。

  • 設置予定の特殊看板(イメージ)

旅行代金は、大阪上本町駅からの場合、大人1万2,200円・こども9,040円、近鉄名古屋駅からの場合、大人1万1,520円・こども8,700円。旅行代金には乗車運賃(往復)、特急料金(片道)、参加記念品代、諸税等が含まれる。近畿日本鉄道専用ホームページにて、7月1日10時から受付を開始する。