ベイニッチは5月11日、「22卒就活生の選社軸とSDGsの関係性」に関する調査結果を発表した。調査は4月19~25日、2022年春に就職予定の就活生550人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「就職先企業を選ぶ上で重視した点はなんですか」と聞くと、「職場の雰囲気の良さ」(67.1%)、「給与・待遇の良さ」(64.0%)、「仕事内容が魅力的か」(62.2%)、「福利厚生の充実」(55.5%)、「将来性があるかどうか」(46.7%)、「SDGsに対する姿勢や取り組み」(17.3%)、「有名企業であるかどうか」(13.8%)、「その他」(5.1%)となった。

  • 就職先企業を選ぶ上で重視した点はなんですか

そして、「SDGsに対する姿勢や取り組み」と回答した人に「その理由」を聞いたところ、「企業の社会的役割を重視したい」(55.8%)、「将来性のある企業だと判断できる」(52.6%)、「コロナ禍で持続可能なビジネスモデルの必要性を実感したから」(40.0%)、「企業イメージが良く、親しみが持てる」(38.9%)、「働きがいがある」(35.8%)、「企業の方向性が明確である」(30.5%)、「その他」(3.2%)という結果に。

  • 「SDGsに対する姿勢や取り組み」を選んだ理由

また、同じ回答者に「企業のSDGsへの取り組みが企業選びに影響しましたか」と尋ねると、「とても影響した」(31.6%)、「少し影響した」(53.7%)、「あまり影響しなかった」(10.5%)、「まったく影響しなかった」(4.2%)となっている。

  • 企業のSDGsへの取り組みが企業選びに影響しましたか

続けて、「SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか」と聞くと、「内容を詳しく説明できる」(14.4%)、「内容をある程度知っている」(56.4%)、「聞いたことはあるが、内容は知らない」(19.6%)、「まったく知らない」(9.6%)となった。

  • SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか

さらに、「内容を詳しく説明できる」「内容をある程度知っている」「聞いたことはあるが、内容は知らない 」と回答した人に「SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか」と聞いたところ、「ジェンダー平等を実現しよう」(40.6%)、「すべての人に健康と福祉を」(39.1%)、「貧困をなくそう」(32.4%)、「質の高い教育をみんなに」(29.8%)、「人や国の不平等をなくそう」(29.3%)、「住み続けられるまちづくりを」(27.2%)、「平和と公正をすべての人に」(25.7%)、「飢餓をゼロに」(23.4%)、「働きがいも経済成長も」(23.4%)、「安全な水とトイレを世界中に」(23.1%)、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」(20.8%)、「海の豊かさを守ろう」(19.3%)、「つくる責任つかう責任」(19.0%)、「気候変動に具体的な対策を」(19.0%)、「陸の豊かさも守ろう」(14.1%)、「産業と技術革新の基盤をつくろう」(11.6%)、「パートナーシップで目標を達成しよう」(11.6%)、「特にない/分からない」(4.1%)という結果だった。

  • SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか