オーネットは4月7日、「2021年パートナーに対する感謝と不満に関する意識調査」の結果を発表した。調査は3月24日〜4月2日、25歳〜39歳の既婚男女997名(男性502名、女性495名)を対象にインターネットで行われた。

  • パートナーに対して感謝していること

    パートナーに対して感謝していること

はじめに、パートナーに対して感謝していることを聞いたところ、「一緒にいて楽しい、落ち着く」と「家族(妻や夫、子)を大切にする」が26.5%で同率トップに。次いで「積極的に家事(育児)を行ってくれる」(21.2%)、『「ありがとう」「愛している」など気持を言葉で伝えてくれる』(16.2%)、「自分の趣味嗜好への理解がある」(12.9%)と続いた。

この結果を、結婚年数別にみた時に、差が大きい項目を抜粋すると、「収入が良い」と「お金の管理がきちんとしている」をあげる人は結婚年数とともに増加傾向に。一方、『「ありがとう」「愛している」など気持を言葉で伝えてくれる』はおおむね結婚年数に反比例しており、年々気持ちを口に出さなくなってしまう傾向が見受けられた。

  • パートナーに対して不満に思っている(改善してほしい)こと

    パートナーに対して不満に思っている(改善してほしい)こと

続いて、パートナーに対して不満に思っている(改善してほしい)ことを教えてもらったところ、「なし」が30.2%と最も多い結果に。次いで「お金の管理・使い方に不満」(19.2%)、「生活がだらしない」(16.9%)、「口うるさい」(15.9%)、「収入が良くない」(13.0%)と続いた。

結婚年数別にみると、パートナーへの不満「なし」と回答した人は、結婚1〜4年目が最も多く、34.5%。5〜9年目は、「不満なし」の割合が27.0%と7.5%減少し、以降ほぼ横ばいに。結婚5年目頃から不満を持つ人が増加し、その後はあまり変化がないことが伺えた。

また、結婚15年目以上で大きく増加した項目は、「話を聞いてくれない」「よく喧嘩になる」の2項目。「話を聞いてくれない」は、結婚14年目までは10%前後でほぼ横ばいだが、結婚15年目以上は19.2%と2倍近くに増加。「よく喧嘩になる」と回答した割合は結婚1〜4年目(14.4%)から10〜14年目(7.0%)にかけて約2分の1に減少しているものの、結婚15年目以上で21.2%と激増している。

一方、「体調や気分の変化に気づいてくれない」では、結婚15年目以上で大きく減少。結婚14年目までは10%前後で推移していたものの、15年以上で3.8%まで減少した。

  • パートナーに対して不満に思っている(改善してほしい)こと(男女別)

    パートナーに対して不満に思っている(改善してほしい)こと(男女別)

パートナーへの不満を男女で比較したところ、男女ともに「不満なし」が最多に。また「お金の管理・使い方に不満」や「生活がだらしない」は男女共通で不満に感じる人が多い結果に。

特に差が出た項目は、男性は「口うるさい」(男性20.5%、女性11.3%)、「趣味嗜好への理解がない」(男性12.8%、女性6.0%)をあげる人が多く、一方女性は「家事(育児)に協力的でない」(女性17.4%、男性5.0%)、「収入が良くない」(女性16.2%、男性9.9%)、「話を聞いてくれない」(女性14.0%、男性7.8%)をあげる人が多かった。