Biz Hitsは3月26日、「夫の転職に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2月26日~3月5日、転職経験のある夫をもつ20代~60代の既婚女性500名(うち専業主婦44.6%)を対象にインターネットで行われた。
夫が転職して困ったことを聞いたところ、「収入の減少」(137人)が断トツの1位に。また、3位に「無収入の期間ができた」(79人)、7位に「収入が不安定になった」(15人)がランクインするなど、夫の転職にともなって、お金の面で苦労をした人が多いよう。「1年程度見習い扱いで、給与が安かった」「収入がリアルに半減した」「少額の退職金と貯金を切り崩しての生活で、子ども達もわたしも疲弊した」といった声が寄せられた。
2位には、「生活リズムの変化」(79人)がランクイン。具体的には、配偶者の勤務時間や通勤時間が変わったために、お弁当を作る時間が早まったり、ワンオペ育児になって困るといった声が。また「引っ越し」(4位、45人)で苦労した人も多く、「子どもの幼稚園を選び直さないといけなかった」り、「転居のため、自身も転職した」という人も見受けられた。
5位にランクインしたのは「夫の精神状態が悪化した」(37人)。希望に満ちた転職や、やりたい業種・職種へのチャレンジであっても、新しい職場や仕事内容に馴染むまでは、誰でも気を張ってしまうようで、「ストレスを感じ疲れている夫への接し方に困った」という声や、「転職した先で馴染めずに塞ぎ込んでしまった」という人も。
さらに、「保険や税金の手続きが面倒」(6位、25人)という声も多く、特に健康保険に関する手続きが大変だっという人や、「会社員から自営業に転職したので、保険や税金のことをすべて自分たちでやることになり、大変」という声もあった。
次に「夫から転職すると聞いたタイミング」について質問したところ、51%が「転職を考え始めたとき」と回答。「転職先が決まってから」という人は11.6%、「転職活動中」に知らされたという人は8.0%という結果に。
「結果的に、夫が転職してよかったと思いますか?」と聞くと、85.4%の妻が、「夫が転職してよかったと(まあ)思う」と回答。理由として、「お給料が増えた」「前よりも楽しそうに働いている」「残業が減り、家族の時間が増えた」などがあがった。
一方、「夫が転職して悪かった理由」としては、「収入が下がった」「新しい職場が本人に合っていないようだ」「健康が心配」といった意見が目立った。