“可愛すぎるジュノンボーイ”として注目されているモデルの井手上漠が、28日にオンラインで開催される「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER」(マイナビ TGC 2021 S/S)に出演する。TGCへの出演は、昨年2月に開催されたマイナビ TGC 2020 S/S以来、2回目。井手上にインタビューし、前回の感想や今回への意気込み、そしてファッションや美容へのこだわりを聞いた。

  • 井手上漠 撮影:蔦野裕

――昨年2月にTGCに初出演されましたが、そのときの感想をお聞かせください。

いつもは着られないような服、そして、男性と女性の間をとったファッションで、私に合った感じを表現できたので楽しかったです。緊張はしなかったです。

――今回2回目の出演となりますが、楽しみにしていることを教えてください。

衣装合わせをしましたが、私が好きなホワイトベースで、組み合わせなどが新しくて、またちょっと新しい私を見せられるのではないかというワクワク感があります。今回も普段できないような恰好なのですごく楽しみです。

――昨年初出演されたときに続き、今回もオンライン開催です。オンラインだからこそ、こうしようと考えていることはありますか?

観客がいなくて静かな中でやるというのは、それはまた新しいというか、逆にいえばコロナの時代だからこそできるステージでもあると思います。そのときにしか出せない表情もあると思うので、コロナ禍で無観客だからこそというところに目を向け、今できることにこだわったステージにできたらなと思っています。

――ファッションに対するこだわりや大切にしていることを教えてください。

私のファッションは、レディスもメンズもバラバラで、カジュアルだったりモードだったりさまざまで、ジャンルに問われたくないという思いがあります。ファッションに正解はないので、自分が着たいものや自分が一番いいと思ったものを着るのが好きで、新しいファッションを見せることによって、こういうファッションもあるのだと、ファッションの自由を感じてもらえたらうれしいです。

――最近ハマっているファッションはありますか?

今も着ていますが、最近はピンクが好きです。ピンクはレディスという感じのカラーですが、メンズが着てもまた違うカラーに見えるんです。ピンクを着ると目立ってしまったり、子供っぽくなってしまったりしがちですが、最近のトレンドでもありますし、ピンクが気に入っています。

――美容面のこだわりも教えてください。

メイクは昔から大好きで、自分のパーツを何十年も見ている自分だからこうしたらいいというのがわかるので、自分に合ったメイク方法を見つけることにこだわっています。また、美肌作りも大好きです。肌がきれいだとテンションも上がるし、内面もきれいになる感じがしていて、美肌作りは美容の土台かなと思っています。

――美肌作りはどういうことをしていますか?

肌に水分を入れるといった外側からのケアだけでは無理なところがあるので、デトックスを意識しています。水を飲むなど、内面からきれいにし、外側からというより内側からケアするように意識しています。

――最近取り入れていることはありますか?

内面からでいうと、お風呂に入るときにバスソルトを入れると汗をかきやすくなって、汗をかくと毛穴が開いて毛穴の汚れが出てデトックスになるのでやっています。でも、やりすぎもよくないみたいなので、週に2、3回くらいにしています。

――最後に、今回のマイナビ TGC 2021 S/Sへの意気込みをお願いします。

ランウェイを歩くとき、私は基本的に楽しむというのを決めています。クールとかキュートとかはステージやファッションによって決まっていますが、それよりも楽しむことを一番に考えているので、今回も楽しめたらと思います。

■井手上漠
2003年1月20日生まれ、島根県隠岐郡海士町出身。2018年に「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でDDセルフプロデュース賞を受賞し、“可愛すぎるジュノンボーイ”と話題に。ジェンダーレスな生き方や考え方を発信しており、“ジェンダーレス男子”としても注目されている。現在は、さまざまなテレビ番組や雑誌などで活躍。4月20日にフォトエッセイを発売する。