JR東日本東京支社は16日、常磐線各駅停車において、JR東日本では初という自動列車運転装置(ATO)を3月13日初電から順次使用開始すると発表した。

  • 常磐線各駅停車の車両E233系(JR東日本提供)

JR東日本では、鉄道の質的な変革の取組みとして、「サービス」「安全」「保守」「運行」「環境」などさまざまな側面から「スマートトレイン」を実現することをめざしており、その一環として自動列車運転装置(ATO)の使用を開始する。

自動列車運転装置(ATO : Automatic Train Operation)は、運転士による運転台の出発ボタン操作により、列車衝突などを確実に防止する自動列車制御装置(ATC : Automatic Train Control)の信号の制限速度範囲内で、駅間の速度を自動制御するシステムだという。

  • 自動列車運転装置(ATO)による列車制御のイメージ(JR東日本提供)

JR東日本は、自動列車運転装置(ATO)の導入や今後のホームドア整備により、常磐線各駅停車のさらなる輸送の安全・安定性向上を図るとしている。