ロート製薬は2月15日、「妊活白書2020」の結果を発表した。調査は2020年12月5日〜6日、25〜44才の子どもを望む既婚男女800名、および18〜29才の未婚男女(子どもなし・妊娠中の人は除く)400名を対象にインターネットで行われた。

  • 「子どもができにくい(できないかもしれない)」という不安を抱いている人の割合

    「子どもができにくい(できないかもしれない)」という不安を抱いている人の割合

既婚男女に「子どもができにくい(できないかもしれない)」という不安を抱いているか聞いたところ、63%の既婚男性が「(少しは)ある」と回答。77.2%に達した女性と比べると少ないものの、20代後半~30代前半は67.0%、30代後半で61.0%、40代前半でも57.0%と、どの年代においても半数以上が不安を感じていることがわかった。

  • 「子どもができにくい(できないかもしれない)」と不安に感じる理由

    「子どもができにくい(できないかもしれない)」と不安に感じる理由

なぜ不安に思うのかを尋ねたところ、「年齢的に不安があるから」(32.7%)、「妊娠を望んでいるが妊娠しないから」(25.5%)、「不妊に関する記事やニュースを見たり聞くから」(24.5%)が上位に。また、「精子」(14.4%)や「性機能」(13.5%)への不安を抱えている人も多く、特に、30歳以上の既婚男性では、5人に1人が精子に問題があるかもしれないと不安を抱いていることがわかった。

そこで、昨今話題にのぼることも多い「精子のセルフチェックキット」について認知度を調べたところ、男性54.7%、女性54.9%と男女ともに半数を超えた。一方、「排卵日予測検査薬」の認知度は、男性57.9%、女性81.0%。「卵巣年齢セルフチェックキット」に関しては、男性40.8%、女性40.6%だった。

  • 新型コロナウイルスの影響によって、妊活にどのような変化があったか

    新型コロナウイルスの影響によって、妊活にどのような変化があったか

次に、新型コロナウイルスの影響によって、妊活にどのような変化があったかを聞いたところ、約半数の男性が「それ以前と比べて情報入手先や相談相手が変化した」と回答した。特に「パートナーとより話し合うようになった」(22.2%)という人が多かったほか、オンラインによる診療や妊活情報の収集など、オンラインを活用するようになった人も多かった。