帝国データバンクは2月5日、社長の平均年齢に関する調査結果を発表した。同調査は、2021年1月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)から企業の社長データ(個人、非営利、公益法人等除く)を抽出。約94万社を集計・分析したもの。
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社長の平均年齢推移
2020年の社長の平均年齢は60.1歳(前年比+0.2歳)と、調査を開始した1990年以降初めて60歳を超え、過去最高を更新。年代別の割合をみると、「60代」が構成比27.3%を占め最多、「50代」が同26.9%、「70代」が同20.3%と続いた。
業種別にみると、「不動産業」(62.2歳)が最も多く、「製造業」(61.3歳)、「卸売業」(61.0歳)、「小売業」(60.2歳)でも全体の平均年齢を上回る結果に。また、上場企業社長の平均年齢は、前年と変わらず58.7歳だった。
業歴別では、業歴「10年未満」が50.2歳、「10～30年未満」では57.5歳、「30～50年未満」が63.1歳、「50～100年未満」で62.4歳、「100年以上」では62.2歳と、業歴30年以上では全体の平均年齢を上回った。
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社長の平均年齢推移(都道府県別)
都道府県別にみると、最も高かったのは「秋田県」で平均62.2歳(全国平均+2.1歳)。次いで「岩手県」が62.0歳(同+1.9歳)、「青森県」が61.8歳(同+1.7歳)と東北が上位となったが、東北以外でも主に東日本において全国平均を上回る地域が目立った。
また、1990年と比較して社長の平均年齢が最も高くなったのは「秋田県」(+8.4歳)、次いで「青森県」(+7.9歳)、「山梨県」「沖縄県」(+7.8歳)という結果に。一方、全国で最も平均年齢が低かった都道府県は、「三重県」で平均58.8歳(全国平均-1.3歳)だった。
