「ジェンダーレス制服」など、性別にとらわれず自由に服装を選ぶ風潮が広まりつつあります。ツイッターでは今、ある女性が変身テクニックを公開した投稿が大きな話題となっています。
着たい服に合わせて
性別変えてる
(メイクとウィッグ作り頑張ってる)
(@rugootkmより引用)
性別を変えることが出来るなんて、素晴らしい技術ですね。このまるんさん(@rugootkm)の変身ぶりに、「同じ人? 」「CGのようだ」「え!? 性別変えてる? え? そんなんできるの? え? 」「もうただただ…感動! 」「すっげ綺麗...だしかっこいいしかわいい」と、多くの人が衝撃を受けていました。
また、「まるんさんのお化粧とか本当に勉強になります」「肩幅はどうやって盛ってるんですか?? 」「めちゃくちゃ身長高く見えるんですが何センチですか?? 」など、みなさん、まるんさんの変身技術に興味津々。そこで、男装のコツや楽しみ方について、まるんさんにお話を伺いました。
――このメイクやウィッグの作り方などは、ご自身で研究されたのですか?
ウィッグやメイクは自分で研究しました。友人に誘われて男の子のキャラクターのコスプレをやり始めたのがきっかけで、元々ものづくりが好きだったのもあり、ウィッグ作りにハマってしまいました。そしてYouTubeなどの動画を見ながらカットやセットの方法を学び、始めてから1年半で気づけば70個以上のウィッグをカットしていました。
――ツイートでの解説のほかに、コツやポイントなどがあれば教えていただけますでしょうか。
メイクも、さまざまなキャラクターのメイク研究をしていく中で身につけました。コツは、なりたいと思う目標の男の子を設定し、全身をよく観察することです。
例えば、ウィッグを被った時、頭と顔の比率に違和感がないか、肩幅や身体の厚みと頭の大きさはどうか、顔のパーツの比率感があっているか、あっていない場合はどうやれば比率を近づけられるか、をよく考えています。(身長は13cmほど盛ることができるシークレットシューズを履いたりしています。笑)
――本当に熱心に研究されているんですね。メイクについてはどうでしょうか?
メイクで一番重要となっているのは、眉毛のメイクです。キャラクターのコスプレをする時も、7割眉毛で決まります。そのくらい眉毛の太さや角度、目との距離感には気をつけています。
――リプライなどで「私も男装してみたい」という女性の声がいくつかありましたが、まるんさんは男装でどういった場所に行かれたりするのですか?
1人でちょっと遠くへ買い物に行く時や、友人と普通にご飯に行ったりする時でも、男装したりします。行く場所が決まったら、その場所に着ていきたい洋服を選び、それにあうように髪型やメイクを変えています。ディズニーランドなどのテーマパークに行く時、友人とコーディネートを合わせて男装することも多いです。
肩パットやシークレットシューズといったアイテムの活用、細部にまでこだわった繊細なメイク術。たくさんの技術と努力が詰まっているのだと感じました。本当に素晴らしいですね。
最後に、今回のツイートに多くの反響があったことについて感想をうかがったところ、「こんなに沢山の方に見て頂けるとは思っていなかったので素直に嬉しかったですし、男装をしてみたいけどやり方がわからないというメッセージを以前から受けていたので、そのような方達から感謝のメッセージを沢山頂けて、今までコツコツ研究してきた甲斐があったなと感じました。また、今まで男装とか興味なかったけど、私の投稿をみてやってみたいと思ったと言ってくださる方も多くて感動しました」と話していました。
キャラクターのコスプレとはまたちょっと違った「なりたい自分になる」という楽しみ方。興味のある方は、ぜひ挑戦してみては?
着たい服に合わせて
— ま る ん (@rugootkm) February 1, 2021
性別変えてる
(メイクとウィッグ作り頑張ってる) pic.twitter.com/2CyWBJA8e1