個人事業主・中小企業向けに会計や給与計算などのサービス提供するfreeeは2月4日、「新CM&確定申告FES2021」発表会を開催した。
発表会には、freeeの新CMにも出演するフリーアナウンサーの宇賀なつみさん、YouTubeでも活躍するArtBiz代表取締役の税理士・大河内薫さん、freee 個人事業部の鈴木幸尚部長が登壇。電子申告のメリットの解説や、freeeが開催する「確定申告FES2021 確定申告モンスター」の体験などを行った。
おうちでおトクに「電子申告」のメリットとは?
最初に、今年「電子申告」を行うメリットについて、YouTubeでも活躍するArtBiz代表取締役の税理士・大河内薫さんから解説が行われた。「確定申告ってどうですか?」と聞かれたフリーランス3年目の宇賀さんは「(今年も)大変な時期がやってきたなあ……と思います(笑)」と苦笑い。
大河内さんによると「今年は電子申告がアツい」そう。「電子申告」の3つのメリットとして、データで送れるためコストや手間が減ること、税務署に行かずに済むため密を作らないこと、さらに青色申告で最大額の節税メリットを受けるられることを説明した。
次に、「サラリーマンで控除がある方のパターン」「個人事業主やフリーランスの方のパターン」を解説。
サラリーマンの方も、ふるさと納税や医療費控除のために確定申告が必要な方もいるだろう。そういった方は国税庁が公開しているブラウザソフトを使って、スマートフォンで完了できるという。
一方、個人事業主やフリーランスの方は、国税庁のブラウザソフトで申告はできない。PCを使う場合は「PC版確定申告書作成コーナー」とカードリーダーが必要なこと、またfreeeのアプリならばスマホで完結することを紹介した。
「コロナ禍で密を作らず済み、電子申告にすれば税金のメリットが上がり、時代的にも法律的にも電子申告がおすすめですし、広まればいいなと思います。マイナンバーカードと各種アプリを用意すれば、導入コストもゼロです」と大河内さん。
宇賀さんは「最初はすごく抵抗があるかもしれませんが、一回えいやと始めれば本当に簡単なので、絶対に早く始めたほうがいいですね」と電子申告に興味を持った様子。最後に大河内さんから「一回電子申告をしたら、紙に戻ることはないと思います、ぜひ今年はおうちでやってみてください」とコメントが寄せられた。
体験してみよう! 「確定申告FES2021」
「確定申告FES2021」の発表では、freee 個人事業部の鈴木幸尚部長が登壇。freeeでは、「おうちでサクっと確定申告」をテーマとして、確定申告のサポートを行う。
「確定申告のネガティブなイメージをポジティブにしたいと思い、昨年から『確定申告FESプロジェクト』を行っています。昨年は"笑いと音楽の力で確定申告を楽しくしよう"と、お笑い芸人やアーティストの方を起用してイベントを行いました。今年は2月15日から、完全オンラインで『確定申告FES2001 確定申告モンスター』を実施します。確定申告の知識を学べるコンテンツや、個人事業主の方同士で確定申告にまつわる情報交換ができる仕様を用意しています」
このオンラインFESでは個人事業主が主人公になり、11体の確定申告モンスターを攻略して、確定申告をわかりやすく学べる仕組みになっている。
発表会では「確定申告FES2001 確定申告モンスター」のデモンストレーションも実施。宇賀さんと一緒に「確定申告をするうえで、青色申告か白色申告かどちらにすればよいか」という悩みのモンスター「アオシロドチラン」を攻略する体験が行われた。モジモジと悩む「アオシロドチラン」の姿を見た宇賀さんは「かわいいですね~!」と笑顔に。
イラストを多用したコンテンツでは、「青色申告と白色申告の違い」を紹介。解説で理解を深め、クイズで確認をする一連の流れで、確定申告の知識をつけていく。「税の話は突っ込めば突っ込むほど複雑になりますが、確定申告初心者の方に向けてシンプルに作りました。よくわからないという方は『確定申告モンスター』をきっかけに理解を深めてほしいです」と鈴木部長。
最後に鈴木部長は「確定申告は大変ですが、『確定申告モンスター』や先日freeeがリリースした電子申告アプリをぜひ活用してください。国税庁でもLINEやチャットボットで相談できるサービスも開始しています。自宅で確定申告ができる環境は揃っていますし、まだ時間もある時期なので、今年はぜひ『おうちでサクッと確定申告』をしてみてください」と、改めて電子申告へのチャレンジを促した。