マイナビは1月6日、「副業に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2020年11月13日~16日、3年以内副業経験、または副業意向がある会社員(正社員)・公務員800名(20歳~59歳の年代ごとに200名)を対象にWEB調査にて行われた。

  • 副業で得たい希望額と実際の平均月収

    副業で得たい希望額と実際の平均月収

はじめに、副業で得たい希望月収を聞いたところ、平均で13万2,546円という結果に。これに対し、実際の月収は平均5万9,782円と、希望額と2倍以上乖離していることがわかった。

副業を始めた理由については、「小遣い・趣味に使える収入を増やしたい」(52.8%)、「将来への備え・貯金を増やしたい」(48.3%)、「将来の収入への不安を感じた」(40.4%)の3点に回答が集中。副業を通して収入を増やしたいと考えている人が多く、これに対し、スキルアップや人脈作りなど、キャリア形成やライフワークへの期待から始める層はそれぞれ2割程度に留まった。

  • 副業を実際にやってみて、どんなことを感じたか

    副業を実際にやってみて、どんなことを感じたか

次に、「副業を実際にやってみて、満足していますか?」と聞いたところ、65.5%が「満足している」と回答。希望の収入には届かないものの、実際には「やりがい」や「視野・人脈の広がり」を得られることにメリットを感じている人が多いよう。

また、副業で実現したいことを、転職することで実現できるのかという質問では、33.5%が「実現できる」と回答。見込める収入や生計が立てられるかどうかを考えると、現在の仕事を続けつつ、あくまで副業としてやりたいという回答が目立った。