あおぞら銀行はこのほど、「シニアのリアル調査」の結果を発表した。同調査は10月16日~18日、全国の55~74歳の男女2,073人を対象に、インターネットで実施した。

  • 子や孫の帰省時に交通費をいくら負担していますか

年末年始に帰省する子や孫がいるか尋ねたところ、64%が「いる」と回答した。そのうち24.6%が「帰省にかかる交通費を負担している」と答えている。交通費をいくら負担しているか聞くと、平均負担額は3万4,600円(前年比4,900円増)で、2014年の調査開始以来最も高い額となった。

交通費以外に、子や孫が帰省した際に使うお金はいくらか尋ねたところ、平均4万6,500円(前年比2,800円増)だった。男女別で見ると、男性は4万4,200円(前年比3,900円増)のところ、女性は4万8,600円(前年比1,900円増)で、女性の方が高かった。

  • 子や孫の帰省時に使う予算(交通費以外)の男女別平均額推移

孫へのお年玉の平均額(小学生の場合を想定、一人あたり)について尋ねたところ、全国の平均は7,600円(前年比100円減)だった。金額帯では「1万円~1万5,000円未満」(32.4%)が最も多く、「5,000円~1万円未満」(28.3%)が続いている。「0円」と、お年玉をあげないと回答した割合が、今回は調査開始後初めて1割を超えた。

お年玉金額を地域別で見ると、関東は7,400円(前年比400円減)、関西は7,200円(前年比1,300円減)と前年と比べて大きく減額した。年代別では、70代前半が9,200円(前年比400円増)、60代が6,700円(前年比400円減)、50代後半6,000円(前年比700円減)とシニアの年齢が高齢になるほど金額も高いが、70代前半の平均額のみ前年からアップしている。

  • 地域別の孫へのお年玉の金額

孫に就いてほしい職業を聞くと、最も多い回答は「公務員」(29.8%)、2位は「医師」(16.5%)、3位は「科学者・研究者・学芸員」(11.2%)だった。