ベネッセホールディングスは12月3日、「小学生の意識調査」の結果を発表した。調査は11月20日~23日、「進研ゼミ小学講座」を受講する小学3~6年生の会員7,661名(女子5,170名・男子2,491名)を対象にインターネットで行われた。
はじめに、今年一年を漢字一字で表してもらったところ、1位「笑」、2位「幸」、3位「新」と、 トップ3すべてがポジティブな漢字に。コロナで生活が大きく変化する中でも、それを新しい経験として、楽しみや幸せを見つけながら、家族や友達と充実の日々を送っていたことがうかがえた。
続いて、憧れている人やヒーローを教えてもらったところ、人気アニメ・漫画『鬼滅の刃』の主人公「竈門炭治郎」が1位に。続く2位には「お母さん」がランクインし、「竈門炭治郎」「お母さん」ともに、「優しい」「家族のためにがんばっている」ことが憧れる共通点のよう。また、3位には「胡蝶しのぶ」がランクインするなど、鬼滅の刃の登場人物のうち7人がトップ10入りした。
さらに、「今年好きになったもの」を聞いたところ、こちらも鬼滅の刃が1位に。次いで2位「ゲーム」、3位「アニメ」と続き、今年はコロナ禍であったことから、家で楽しめるものが上位にランクインした。
次に、社会が大きく変化する中、小学生は将来についてどのように考えているのかを「将来やってみたい仕事」への興味から探った。その結果、女子では、ガールズグループ『NiziU』の影響もあってか「芸能人」が1位に。一方、男子は「ゲームクリエイター・プログラマー」が1位となった。
同社が10月に実施した調査によると、今年は自宅で過ごす時間が増える中で、読書やテレビ・インターネットの視聴時間が増えたという調査結果もあり、よりエンタメが身近になり、将来やってみたい仕事として意識されたと考えられる結果に。
また、医者や看護師も上位にランクインしており、コロナ禍で医療の意義を子どもたちが感じていることが伺えた。