ユーキャンは、「withコロナ時代の働き方と学び方に関する意識調査」の結果を12月3日に発表した。調査期間はは11月3日~9日、20代~50代の男女430名を対象にインターネットで実施した。

コロナ禍の影響で新しい働き方が広がるなか、スキルアップや学びに対する考え方はどう変わったのだろうか。「withコロナ時代、社会で活躍するに際して重要だと思う能力は何か」と尋ねたところ、1位「ストレスに負けない精神力」(39.1%)、2位「自分自身で業務をこなすための自己管理能力」(37.0%)、3位「問題を解決するための論理的な思考力」(27.9%)という結果に。

続いて「働き方が多様化する中、より個人のスキルアップが求められると思うか」という質問に対しては、47.2%の方が「求められると思う」と回答。「どちらかというと求められると思う」とした方と合わせると、8割以上の方が、今後さらなる個人のスキルアップが求められると認識していることが分かった。

スキルアップの手段のひとつである資格取得について「withコロナ時代、自宅で過ごす時間が増える中、資格取得に対する意識はどう変化したか?」という問いに対しては、計56.0%の方が「今まで以上に必要性を感じるようになった」という結果に。「セミナーなどの参加機会が減り、自ら進んで学ぶ必要性を感じた」(45歳・女性)、「空き時間が増え時間を持て余してしまっている」(29歳・男性)といった声が寄せられている。

では、具体的にどのようなスキルアップや資格を考える方が多いのだろうか。

「withコロナ時代に取得したい資格」を聞いたところ、1位は「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定」(14.0%)、2位「ITパスポート」(13.5%)、3位「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」(13.5%)、4位「ファイナンシャルプランナー(FP)」(11.9%)、5位「TOEIC(R)テスト」(11.9%)となった。

1位が「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定」となった結果から、「先述の『withコロナ時代、社会で活躍するに際して重要だと思う能力』の回答で最も多かった『ストレスに負けない精神力』と同様、新しい環境下でのストレスとどう向き合うべきか気になる方が多いことがわかる」とユーキャンは分析している。