「ワーケーション」の取材で訪れた、長野県大町市のマウンテンリゾートホテル「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」。"キッズ&ファミリーフレンドリー"として知られるホリデイ・インリゾートだけあって、子どもが喜びそうな客室をはじめ、子連れファミリーにやさしい工夫がいくつもあった。そのポイントを紹介したい。

  • 長野県大町市のマウンテンリゾートホテル「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」

ホテルは2020年7月1日、インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)が「くろよんロイヤルホテル」をリノベーションして「ホリデイ・イン リゾート」としてリブランドオープンした。

ホリデイ・イン リゾートは、「ANA ホリデイ・イン リゾート宮崎」(宮崎県宮崎市青島)に続いて日本国内2軒目。また、IHGとして初のマウンテンリゾートとなる。

子どもの添い寝と飲食が無料

  • ホテルのオリジナルマスコット「Kicky-Wicky(キッキー・ウィッキー)」が出迎えてくれた

ブランドコンセプトの一つが、12歳未満の子どもの添い寝と専用メニューの飲食が無料になる「Kids Stay & Eat Free (キッズステイ&イートフリー)」。

ホテルオリジナルマスコットとの交流や家族向けイベントなど、家族で滞在を楽しんでもらうためのサービスを多数用意しているという。全面的に子どもが歓迎されているのがうれしい。

  • 子どものアメニティ

  • 「ボタニカ レストラン」で見かけたブッフェの子ども用のお皿

家族の滞在にぴったりの客室

感激したのは客室。全73室のうち、特に子どもが喜びそうな客室をピックアップした。

りんごがモチーフの「キッズスイート」

シグネチャールームは、子どものためのスイート「キッズスイート」(3室/各42m2)。大人と子どもの部屋が分かれており、こちらが大人の部屋。その奥には……

  • 「キッズスイート」大人部屋

長野のりんごがモチーフの子ども部屋。りんごデザインの2段ベッドにイスやクローゼット、テレビ台まで一つひとつがとにかくかわいい。

  • 「キッズスイート」子ども部屋

子どものプライベート空間がある「ファミリールーム」

もう少し上の年齢の子どもがいるファミリーは、「ファミリールーム」(2室/各54.1m2)へ。こちらもキングベッド1台の大人部屋とツインベッド2台の子どもの部屋に分かれている。

  • 「ファミリールーム」大人部屋

  • 「ファミリールーム」子ども部屋

それぞれのエリアに専用のバスルームとシャワーブースを用意。子どもが自立した生活を送れる配慮がなされている。

  • 子ども部屋専用のトイレ&シャワーブース

和室がうれしい「モダンジャパニーズルーム」

一番人気の「モダンジャパニーズルーム」(3部屋/各54.8m2)は、乳幼児にもうれしい和室のリビングルームを備える。ツインベッドに加え、和室に布団を敷いて寝ることもできる。

  • 「モダンジャパニーズルーム」

ゆったり過ごすメゾネット「デュプレックススイート」

最も広い「デュプレックススイート」(2部屋/各73.1m2)は、プライベートバルコニー付き。1階はリビング、2階は寝室のメゾネットタイプとなっている。一面の大きな窓でまるで森の中にいるような気分!

  • 「デュプレックススイート」の2階寝室

  • 「デュプレックススイート」の1階リビング(2階から撮った写真)

キッズクラブやプール、貸切風呂も

共用施設には、子どもの遊び場「キッズクラブ」もある。長野の冬の風物詩のかまくらと雪だるま、かわいい動物たちをイメージしたインテリアに子どもはきっと大喜び! 自然の素材を生かしたおもちゃや遊具で思う存分遊べそうだ。

  • 子どもの遊び場「キッズクラブ」

  • 「キッズクラブ」の中には子ども用のトイレと洗面台も

天候や季節にとらわれず一年中楽しめる、円形の屋内温水プールも。

  • 子どもも大人も泳げる屋内温泉プール

温泉には貸切風呂も2つ用意されている。特に小さな子どものいるファミリーにはありがたい。

  • 小さな子連れにもありがたい貸切風呂

このホテルの魅力はなんといっても、北アルプスに囲まれたロケーション。四季折々の自然と触れ合える機会を子どもに用意してあげられるのがいい。「ドキドキわくわく、心に残る冒険と発見を」と総支配人の巽陽一さん。レジャーにも、ワーケーションにも、ぜひ家族といっしょに訪れてほしい。