鉄道・運輸機構は、北陸新幹線の小松駅と南越(仮称)駅の駅舎新築工事に着手したと発表した。両駅とも2022年夏頃の完成を予定している。
北陸新幹線小松駅は、北陸本線小松駅(石川県小松市)の隣接地に建設。駅本屋は約2,280平方メートル、旅客上家は約6,620平方メートル。相対式ホーム2面2線を備える。外観は雪をまとった白山の山並みを立体的・多面的な表現したデザイン。コンコースは九谷焼や県産木材などの地場産材を取り入れ、「小松らしさ」を感じられる空間とする。
福井県越前市に建設する南越(仮称)駅は、越前市に飛来するコウノトリをモチーフに、美しい自然環境を未来へつなぐシンボルとなる駅をイメージし、外観をデザインした。コンコースは中央部天井に越前和紙の技法「流し漉き」の動きをダイナミックに表現した和紙照明を設置し、全体を落ち着いた色調でデザインする。駅本屋は約2,640平方メートル、旅客上家は約9,830平方メートル、信通機器室約2,000平方メートル。2面4線のホームを備える。