俳優の風間俊介が24日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系月9ドラマ『監察医 朝顔』(11月2日スタート、毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)の制作発表会見に出席し、来年3月までとなる2クール放送への意気込みを語った。

風間俊介

風間は今作の魅力について、「日常の大切さをすごく教えてくれる作品だなと僕は思っています。なので、2クールという時間が本当に何気ない日々の積み重ねというのをさらに皆さんに実感してもらえるんじゃないかと思ってます。今回、2月から撮影を始めて、四季をしっかり描くことができそうな予感がしていて、日々の移ろいというのを感じてもらえる作品になるのではないかなと今思ってワクワクしております」と期待を語った。

これを受け、山口智子は「風間くんに大賛成」と同意。「(役として)その日その日をいかに濃厚に丁寧に誠意を込めてその瞬間瞬間を生きていけば、いつの間にか2クールどころか、3クール、4クールくらい怖いものなしっていう気もしています」と、早くもさらなる続編に意欲を示した。

また、シーズン2としてスタートすることについて、風間は「実は2月から撮っていたということで、前作(19年7~9月放送)からそこまで空いたような感覚もなく、みんなとずっと一緒に居続けているという感覚が僕の中にはあります。みんなと日々会っている中を切り取ってもらっているような感覚で撮影していますので、もちろん新たに見てもらえる高揚感はあるんですけど、構えている部分は実はあまりないんですね」と心境をコメント。

続けて、「本当に、ホームビデオのような感覚でやらせてもらってます。刑事だったり監察医という仕事に就いている家ではありますので、その中で誰かが亡くなってしまったりというのもあるんですけど、それは特別な出来事としてダメージを受けてしまうこともありつつ、きっと見てる方々も『私の日常もこうだ』と思ってもらえるような日常がそこにあるのではないかと思うと、我々だけの物語ではなくて、日々を生きる皆さんの物語として、なんとなく溶け込むようなドラマでスタートしていくのではないかなと、勝手に思っております」と述べた。

これに対しても、山口は「風間くんには本当に大賛成(笑)。いつも完璧で素敵な言葉を紡がれますよね」と、ホレボレしていた。

会見では、欠席の時任三郎からビデオメッセージが寄せられ、「上野樹里ちゃん、本当に明るくて前向きでいつも元気をもらってます。それから風間くん、いつも現場を仕切ってくれてありがとう」とお礼の言葉が送られた。

それを受け、風間は「時任さんの器の大きさ、温かさの中で自由にやらせていただいてるという感じです。(役での義理の)父を超えた包み込む愛で、時任さんが現場にいてくれるので、時任さんがいれば何があっても大丈夫という感じ。役だけではなくて、時任さんに甘えきってる状態で、本当に何も気にせずワイワイやらせてもらってます(笑)」と感謝。

さらに、「本当にカッコいいんですよ」と言いつつ、「時折、平(時任)のおでこが赤くなってるかもしれないんですけど、万木家が日本家屋なので、どうしてもぶつけてしまうんです。『今回はシーズン2なので、僕はもうぶつけないよ』と言った日に4回ぶつけましたから(笑)、時任さんのおちゃめなところでも、現場がほっこりしています」と暴露した。

上野も「廊下にぶら下がってるランプが当たるんです(笑)」と思い出し、風間は「だからずっと猫背なんですよね。でも、僕全く当たらないんです」と、身長差をしみじみ感じていた。

  • (前列左から)板尾創路、山口智子、上野樹里、風間俊介、戸次重幸 (後列左から)平岩紙、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎