JR西日本は16日、スマートフォンでICカード乗車券「ICOCA」の機能が利用できる「モバイルICOCA(仮称)」のサービスを2023年春に開始予定と発表した。自動改札機や店舗での支払いにタッチするだけで利用できる便利さはそのままに、スマートフォンアプリの操作により、駅に行くことなく定期券の購入やチャージが可能となる。

  • JR西日本が「モバイルICOCA(仮称)」のサービスを2023年春に開始予定と発表(写真はイメージ)

「モバイルICOCA(仮称)」のおもなサービスとして、定期券の購入・払戻し・チャージなど、スマートフォンアプリの操作により場所を問わずできるようになる。自動改札機や店舗での支払いにおいて、カードの「ICOCA」と同様、スマートフォンを読取り部にタッチするだけで利用することができる。

チャージ残額や利用履歴などもスマートフォン画面上で確認でき、定期券の購入やチャージの代金はサービスの利用開始時に登録するクレジットカードからの支払いとなる。

また、東海道・山陽新幹線の「スマートEX」、北陸新幹線の「新幹線eチケットサービス」に登録する交通系ICカードを「モバイルICOCA(仮称)」にすることで、新幹線の予約や支払いから乗車まで、スマートフォン1台で行えるようになる。

その他、MaaSアプリ「WESTER」「setowa」と連携して、スマートフォンならではの機能を活用した、移動・生活・観光をより便利に利用できるサービスも検討している。