美しい写真の裏側には、さまざまな努力や工夫があるものです。今回は、コスプレイヤーの間でも人気のハッシュタグ「レイヤーの理想と現実」と共にツイッターに掲載された、あ熊なすさん(@a_kuma_sanda)の写真をご紹介しましょう。

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まずはこちらをご覧ください。あ熊なすさんの顔を、髑髏の腕がまるで抱きしめようとしているかのようなこの“理想”カット。美しいだけではない、死や不吉なものを感じさせる奥行きの深い写真なのですが……。

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なんと現実では、あ熊なすさん自身が髑髏の腕を持っていたのでした。こころなしか、背丈を髑髏に合わせるために足が不自然に踏ん張っているようにも見えますね……。

きらびやかな写真の裏側に、写真には映らない苦労がある。そんなことをあらためて思わせてくれる写真でした。

あ熊なすさんにお話を聞いてみたところ、「この写真は9月20日に撮影したものになります。コロナ禍でずっと撮影できておらず、半年以上振りの撮影でした……。ちょこちょこカメラに骨の手を抑える私の手が入り込み、カメラマンさんも撮影中に笑っていました。また、この日は朝食をあまり食べていなかったため、常に空腹でずっとお腹が鳴っていたんです」と当時の状況を教えてくれました。お腹が空いているようにはとても見えない美麗さです……。

「『レイヤーの理想と現実』は、皆さんたくさん工夫して撮影していらっしゃるので、カッコイイ撮影の裏にあるカメラマンさんやコスプレイヤーさんの努力が見えて楽しいです」(あ熊なすさん談)。