インターコンチネンタルホテルズグループは10月2日、米国発のラグジュアリーライフスタイルブランド「キンプトン ホテルズ&レストランツ」から日本初となる「キンプトン新宿東京」を東京・新宿に開業する。その内部がメディア向けに公開された。
"とんでもなくパーソナル"な体験を
1981年にアメリカで誕生した「キンプトン」は、創業者のビル・キンプトンによってつくられたデザイン重視のコンセプトホテル。現在では世界で70を超えるホテルと80以上のレストラン、バー、ラウンジを運営している。
開業にあたって行われた発表会には、総支配人のネイザン・クック氏が愛犬ウィラちゃんとともに登場。「キンプトンブランドの最大の特徴は"とんでもなくパーソナル"な体験をお客様一人ひとりにお届けすることです」と話し、自身が米国ロサンゼルスのキンプトンに宿泊した際、ウィラちゃんの似顔絵が描かれたメッセージカードに感激したエピソードを披露。
それは始まりに過ぎず、ホテルのチームは常にゲストのためにリサーチし、何が彼らを喜ばせるか話し合って提供していたのだとか。それらはクック氏の20年のホテリエ経験を覆すものだったという。
随所にこだわりが光る客室は全151室
キンプトン新宿東京は地上17階で、全151室(全室禁煙)。デザインは、世界的に高い評価を得ている建築・デザイン会社、ロックウェル・グループが手がけた。
客室は、「エグゼクティブキング」(1泊8万5,000円/レートによって変動)、「プレミア スイートキング」(1泊15万円/レートによって変動)など。
ベッドサイドにはかんざしをイメージしたユニークなかたちのランプ、壁にはどこの国にも存在しない花をデザイン。設置されたタブレットからはホテル情報やルームサービスを利用でき、ヨガのムービーも見られる。
スピーカーはデンマークのメーカー「ヴィファ」、シーツやタオルなどリネン類はフランスの「ガルニエ・ティエボー」、バスアメニティは「アトリエブルーム」で統一するなど随所にこだわりが光る。お弁当箱にインスパイアされたクローゼットには、「ルルレモン」の黒いヨガマットや着物デザイナーによる浴衣が納められている。
朝から夜までカジュアルに利用できるカフェ&バー
1階にあるニューヨークスタイルの「ザ・ジョーンズ カフェ&バー」では、日本初上陸の「バーチコーヒー」が楽しめる。その「キンプトンブレンド」(M550円、L600円)や「ナイトロ コールドブリュー」(800円)といったドリンク、「バナナブレッド」(300円)や「クロマフィン」(400円)、「アップルタルト」(600円)などのスイーツ、サンドウィッチやサラダなどの軽食も楽しめる。6時半から23時までの営業で、テイクアウトにも対応。モーニングや仕事帰りの1杯に活用したい。
アートギャラリーのようなショップでとっておきのギフトを
同じく1階には、東京の今が感じられる16ブランド150アイテムのリテールショップ「コンセプトストア」も。まるでアートギャラリーのような店内では、ホテルのエントランスでも香る「トバリ」のフレグランスキャンドル(7,200円)などを用意。とっておきのギフトが見つかりそう。
"食べるアート"などが楽しめるブラッスリー・バー・ラウンジ
2階のブラッスリー・バー・ラウンジ「ディストリクト」は、マンハッタンの多様性からインスピレーションを取り入れたそう。おすすめは、ボリュームたっぷりのパワーブランチ(アラカルト1品+ヘルシーまたはスウィートなメニューをお好みで1品、コーヒー・紅茶/5,000円)。
アフタヌーンティー(4,500円/20種類から選べるコーヒー・紅茶付き)は、シェフがアートシーンからインスピレーションを受けてつくり上げたもので、"食べるアート"としても楽しめる。
ディナータイムにはグリルやシーフードを取り入れたクリエイティブなメニューが楽しめる。シグネチャーメニューは「車海老のカクテル」(6,000円)。
ウエディングなどに利用できる宴会場も
14〜17階は宴会場となっており、16階「ザ・ギャラリー」はウエディングやアートイベント、ファッションショーなどに利用できる。約10mの天井高と大きな窓が魅力だ。
このホテルはペットフレンドリーであることも特徴。ザ・ジョーンズ カフェ&バーをはじめ、ディストリクトのラウンジとテラスエリア、エグゼクティブキング以上のグレードの客室にはペットも同伴できる。
東京にいながらにして、ニューヨークの雰囲気が味わえるキンプトン新宿東京。"とんでもなくパーソナル"な体験とともに、館内に散りばめられたアートから刺激を受けられそうだ。
※価格は税・サービス料別