リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルートブライダル総研はこのほど、「婚活実態調査2020〜新型コロナウイルス感染症影響調査篇〜」の結果を発表した。同調査は5月〜7月、全国の20〜49歳の男女を対象に実施したもの。

  • 2020年4月〜5月における婚活サービス利用状況(4〜5月まで婚活サービスを利用していた恋愛・結婚意向のある独身者)

2020年4〜5月まで婚活サービスを利用していた恋愛・結婚意向のある独身者に、4月〜5月における婚活サービス利用状況を尋ねたところ、70.3%が「以前から利用し継続中 」、20.4%が「4月〜5月に利用中止」と回答した。

新型コロナウイルス感染症流行により、もともと恋愛・結婚意向があった独身者を対象に、恋人がほしい意向の変化を聞くと、37.5%が「高まった」「やや高まった」と答えた。「変わらない」は48.2%、「やや低下した」「低下した」は14.3%だった。

また、いずれは結婚したい意向の変化について尋ねると、41.6%は「高まった」「やや高まった」と答えた。

  • 新型コロナウイルス感染症流行前からの恋愛・結婚意向の変化(恋愛もしくは結婚意向のある婚活サービス非利用独身者および2020年3〜5月間の婚活サービス利用実績のある独身者)

新型コロナウイルス感染症流行前よりも、恋愛・結婚意向が高まった人は「人と過ごすことのありがたみ」「時間ができて将来を考える機会」が高まった・増えたとする割合も高いことがわかった。

  • 恋愛・結婚意向の変化別新型コロナウイルス感染症流行前よりも意識・機会が高まった(増えた)と答えた割合(恋愛もしくは結婚意向のある婚活サービス非利用独身者および2020年3〜5月間の婚活サービス利用実績のある独身者)

続いて、新型コロナウイルス感染症流行によって重視するようになった「結婚相手に求める条件」について調査した。最も多い回答は「安定した収入」(45.8%)で、「安定した職業」(42.9%)、「長時間一緒に過ごすことが苦にならない」(42.6%)、「相手の健康面」(41.8%)、「自分との価値観が合う」(41.6%)、「個人の時間を尊重してくれる」(38.1%)、「二人の時間を大切にしてくれる」(37.3%)と続いた。

  • 新型コロナウイルス感染症流行によって重視するようになった「結婚相手に求める条件」

新型コロナウイルス感染症流行中の婚活サービスに対する意識について聞くと、36.6%が「オンライン婚活であれば、新型コロナウイルス感染症流行中でもできる」と考えていることがわかった。

また、オンラインデートに対し、45.5%は「リアルデートよりも費用を抑えながら婚活ができる」、35.8%は「リアルよりも周りから見られることがないため、周囲の目線を気にせず会える」、35.6%は「リアルで会うよりも時間が自由」と捉えていることが明らかとなった。

  • 新型コロナウイルス感染症流行中の婚活サービスに対する意識(恋愛もしくは結婚意向のある婚活サービス非利用独身者および2020年3〜5月間の婚活サービス利用実績のある独身者)