アスタミューゼは9月10日、2020年8月の「いま、採用が伸びている業界」を発表した。理系プロフェッショナルの採用を行う「転職ナビ」約400サイト、スカウトサービス「SCOPE」にて、アスタミューゼの保有する約60万件の求人データを横断的に分析。それらを該当する成長領域の12分類に集約し、「成長領域」における人材採用動向を可視化した。

「医療・健康」は前年同月比573.9%

  • 2020年1月~8月:成長領域12分類における求人票数

8月の成長領域12分類における求人票数をみると、「医療・健康」(医療研究者・医療機器・ヘルスケア・薬事など)は前年同月比573.9%と、7月と同じく前年比約5倍の増加となった。

「生活・文化の拡張」(AI、IoT、EdTech等の領域)は同118.6%。同調査によると、「2020年は継続して前年同月比にて10%以上伸びており、コロナの影響が見受けられず好調」という。

「エネルギー」は同107.5%で、引き続き前年同月比100%を上回っている。

「エレクトロニクス」は同100.0%で横ばい。「モビリティ」「航空宇宙・海洋開発」「都市・空間・材料」「情報通信」「ネット・サービス」「資源・空間・製品」「食料・水・土壌・資源」「農業・食品工業」は100%を割り込んだ。同調査では、「全体的に6月7月は復調傾向であったが、今月は足踏みをしているようだ」と分析している。