余裕を持って家を出ればよいのに、なぜかいつもギリギリになって電車に飛び乗る羽目になる。そんな経験を持つ人は少なくないのでは? 特に大事な打ち合わせや、終電など、「これを逃すと大変なことに!」という場合に限って、こうした状況に陥ることが多いかもしれません。

そんな発車間際の電車における、あるエピソードが大きな話題を呼んでいました。

  • 終電が到着して気付いたことは? ※タップで拡大

最終の新幹線に乗るため駅の窓口に駆け込んだのは、 kame(@kinematic_kame)さん。窓口で切符を手配してもらい、急ぎ階段を駆け上がったところ、同じタイミングで電車も到着、自分の座席の車両を探してみると……。

終電まで10分、窓口に駆け込み早口で「東京まで片道1枚」駅員さん「かしこまりました」と一言。爆速のパネル操作。「お隣に人のいない席を確保しました、お気をつけて」券を受け取り、座席を確認しながら階段を駆け上がる、7号車。新幹線と一緒にホームに到着。すると目の前に7号車。流石プロの仕事。
(@kinematic_kame)より引用

なんと、自分の車両は階段を上った目の前に到着するよう座席が手配されていたのです! 利用者のことを最大限に考えて手配された「プロの配慮」。

このツイートには、「プロの気配り感謝やで」「何も言わずに階段前の車両用意してくれるのすごい」「目配り気配り思いやりの駅員さんですね」「超イケメン そんな仕事が俺もしたいと思いました!」「たまにおられるんですよね。すごい速い人。車両の位置まで! プロの仕事」「カッコいいとはこういう事か」「ほれてまうやろー!」など、手配した駅員さんの仕事ぶりに称賛の声が寄せられていました。

また、「早く落ち着き外国の方にこのプロフェッショナルの技を見て感じてほしいですね」「これがジャパンクオリティですね」「感心する事さえ忘れた、世界から見れば卓越したスキルのオンパレード」など、普段は意識しない「ハイレベルのおもてなし」サービスに対する指摘もありました。

さらには、「自分が現役の時も同じ感じのことしてました! 先輩から、『そういうさり気ない事をしてこそ、プロの仕事だよ』と教わり、お急ぎのお客さまには乗り換え時間を確保することはもちろん、駅の構造を理解するためにいろんな駅の改札内を観察して、資料にしてました」という、引退した元駅員さんと思われる読者から、自身が学んだ仕事に対する心構えも紹介されていました。

海外の接客対応と比較して過剰だ、とも言われることのある日本のサービス業。しかし、今回のような素敵なエピソードもあるので、サービスする側もされる側も「お互いが気持ちよく接すること」が、まずは大切ではないでしょうか。