読売広告社 都市生活研究所は8月31日、市民や街に関わる人たちがその地域や街に対して持つ意識調査「シビックプライド調査 2020」の結果を発表した。調査は3月19日~24日、関東圏(1都6県)・関西圏(2府4県)における住民人口10万人以上の自治体(151自治体)20歳~64歳の居住者1万5,100人を対象にインターネットで行われた。
その結果、総合ランキング1位は東京都港区に。その先進性やステータス性といった面で注目される港区だが、「街づくりに積極的に関与したい」「この街をもっとよい街にしたい」といった点でもトップ評価となっており、「住民の街のあり方への意識(共感)が高いこともポイントとなっているようだ」と調査では分析している。
2位は、兵庫県西宮市。文教住宅都市として教育環境が整っているだけでなく、文化・交通、買い物等の利便性もそろった西宮市は前回2018年調査でも上位グループだったが、今回さらに順位をあげて2位となった。どの項目もバランスよく評価が高くなっており、「この街から離れても戻ってきたい」や「今後もこの街に住み続けたい」と評価する人が特に多い傾向がみられた。
3位東京都文京区、4位東京都目黒区、5位東京都武蔵野市、6位大阪府箕面市、7位神奈川県横浜市、8位東京都中央区、9位大阪府吹田市、10位大阪府高槻市、11位東京都渋谷区、12位神奈川県藤沢市、13位兵庫県神戸市、14位千葉県浦安市、15位神奈川県鎌倉市、16位東京都三鷹市、17位東京都江東区、18位大阪府豊中市、19位東京都豊島区、20位千葉県習志野市、21位東京都墨田区、22位東京都台東区、23位兵庫県明石市、24位東京都品川区、25位東京都練馬区、26位神奈川県茅ヶ崎市、27位奈良県生駒市、28位京都府京都市、29位千葉県柏市、30位神奈川県小田原市と続く。
関東圏では、東京23区が多くあがったほか、東京市部の武蔵野市・三鷹市、神奈川県の横浜市・藤沢市・鎌倉市、関西圏では、大阪府の箕面市、吹田市、高槻市、兵庫県の神戸市などがランクインした。
総合ランキングは、愛着、誇り、共感、継続居住意向、他者推奨意向の5指標のスコアを足し上げたもの。