高松琴平電気鉄道は9月20・21日、レトロ電車23号・500号のさよならイベントを開催する。レトロ電車23号は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、引退が延期されていたが、500号と同時に引退を迎えることとなった。

  • 23号・500号を含むレトロ電車4両のイメージ

23号は1925(大正14)年に新造され、1961(昭和36)年に琴電へ譲渡された車両。これまで琴平線と志度線で運用され、製造90周年にあたる2015年からは、「ファンタゴンレッド×オパールホワイト」のリバイバル塗装で親しまれている。当初は春のゴールデンウィーク期間中に引退イベントを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止に。一方、1928年(昭和3)年に新造された旧型車両500号は、当初からシルバーウィーク期間に引退イベントを行う方針が発表されていた。

引退イベント当日は、23号・500号に加え、2021年のゴールデンウイーク期間に引退を予定している120号・300号も登場。両日とも特別運行を行うほか、9月21日のみ撮影会も実施する。参加費用は9月20日(午前の部・午後の部)が2,000円、9月21日(夜の部のみ)が6,000円。参加申込みは、ことでん公式サイト内の応募フォームにて、9月3日17時まで受け付ける。応募多数の場合は抽選となる。