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【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。

中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。


犬の食いつきが悪い、食欲が低下している時に人気なウェットフード。水分が多く風味が強いので、食いつきが良いのが特徴です。本記事では専門家に話をうかがい、犬用ウェットフードの選び方とおすすめ商品を紹介!ウェットフードの賞味期限や食べない場合の対処法も解説します。

上手に使い分けよう!
ドライフードとウェットフードの違いは?

ドライフードとウェットフードの大きな違いは、保存性と嗜好性です。ドライフードは乾燥させているのでカリカリとした食感が特徴。保存性が高いのがメリットですが、嗜好性があまり高くない傾向にあります。

ウェットフードは、水分が多くやわらかい食感が特徴です。保存性は高くありませんが、嗜好性が高く食いつきがよいです。食欲が落ちているときはそのまま与えたり、ドライフードに混ぜるなど、いろいろな使い方ができます。

ウェットフードのメリット

ウェットフードは水分を多く含むため、水分補給になることが大きなメリット。またドライフードよりも風味が高いので、食が細い犬でも食いつきがよくなることがあります。やわらかく消化にもいいので、子犬期や歯が弱ってきた老犬にもおすすめです。

ウェットフードのデメリット

一方、歯に付着しやすいので、歯肉炎などの病気になりやすいといったデメリットがあります。量が少ないわりに価格が高いことや、ドライフードのように保存がきかないため、継続しづらいといった点もあげられます。メインはドライフードで、ご褒美やトッピングとして与えると続けやすいでしょう。

缶詰や便利なパウチタイプも!
犬用ウェットフードの選び方

ここからは、犬用ウェットフードの選び方を紹介します。種類や対象年齢をよくチェックすることが大切です。

ポイントは下記の5つ。

【1】ウェットフードの種類で選ぶ
【2】愛犬の年齢で選ぶ
【3】原材料で選ぶ
【4】愛犬がおいしく食べられるものを選ぶ
【5】パッケージタイプで選ぶ

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ウェットフードの種類で選ぶ

出典:Amazon

ウェットフードは、大きく3つの種類に分けられます。ひとつずつ見ていきましょう。

総合栄養食|主食として与えられる

総合栄養食は、それ単体で主食になるウェットフードです。愛犬がすこやかな毎日を過ごすのに必要な栄養素がバランスよく含まれています。

ウェットフードそのものに水分が多く含まれていますが、新鮮できれいな飲み水といっしょにあたえましょう。ドライフードにトッピングしてあたえるときは、カロリー過多にならないよう量を調整してください。

一般食・副食|トッピング用に便利

出典:楽天市場

一般食や副食のウェットフードは、総合栄養食に混ぜてあたえるのが基本のフードです。総合栄養食を主食とするなら、一般食・副食は「おかず」に相当します。主食とするにはカロリーや栄養素が足りないことがあるので、総合栄養食といっしょにあたえてください。

商品が一般食・副食に当たるかどうかは、パッケージに記載されていることがほとんどです。ウェットフードを選ぶときは、パッケージにも注目してみてください。

食事療法食|体調に配慮した栄養バランス

体調不良や加齢などにより、特別な食事が必要になった犬のためのフードが食事療法食です。飼い主さんだけの判断であたえるのではなく、動物病院を受診して、獣医師の指導にしたがってあたえましょう。あたえ方によってはかえって体調が悪くなってしまうことがあります。

食事療法食には、体重コントロールに配慮したものや、腎臓の機能に配慮したもの、下部尿路のトラブルに配慮したものなどさまざまなタイプがあります。愛犬の体調に合わせて選んでください。

【2】愛犬の年齢で選ぶ

犬用ウェットフードを選ぶときは、愛犬の年齢に合ったものを選びましょう。

子犬用|栄養たっぷりでカロリーをとれる

出典:楽天市場

生後60日を過ぎたら、子犬用のフードをあたえはじめましょう。子犬用のフードには、丈夫ですこやかな体を育むために必要な栄養素がバランスよく含まれています。ウェットフードであれば顎の力が弱い子犬でも、おいしく食べられるでしょう。

また、子犬用フードは、ぐんぐん成長する子犬のために高栄養・高カロリーに設計されていることがほとんどです。体の成長が落ち着いたら成犬用のフードに切り替えましょう。

成犬用|すこやかな体調をキープ

出典:楽天市場

1~7歳ごろは、成犬用のフードをあたえましょう。すこやかな体をキープするためのウェットフードもたくさん市販されています。商品や味のバリエーションが豊富です。

肥満が気になってきたときは、低カロリーなウェットフードをあたえてみましょう。愛犬の健康状態や好みに応じたフードを選ぶことが大切です。

シニア犬用|低カロリーでも栄養しっかり

出典:楽天市場

7歳を過ぎると、顎の力が衰えてきたり、食が細くなったりします。愛犬が7歳を過ぎたら、少しずつシニア(高齢)犬用のフードに切り替えていきましょう。

シニア犬用のフードは、活動量が落ちるシニア犬に合わせて、アダルト犬用のフードよりも低カロリーに設計されているものが多いです。すこやかな体をたもつための成分が配合されているものもあるので、愛犬がおいしく食べられるものを選んでください。

【3】使われている原材料で選ぶ

フードの原材料も、犬用ウェットフードを選ぶうえで大切なポイントです。

アレルギーに配慮した商品を選ぶ

愛犬にアレルギーがある場合は、アレルギーに配慮したウェットフードを選びましょう。原材料をチェックして、アレルギーの原因になる食材が使われていないことを確認してください。または「アレルギーフリー」をうたった商品を選ぶのもよいでしょう。

チキンのほか、牛肉や乳製品、小麦、大豆、とうもろこしなどにアレルギーを持っている犬は意外と多いものです。愛犬のすこやかな毎日のためにも、1頭1頭の体質に合わせてウェットフードを選んでください。

保存料や増粘剤が無添加のものを選ぶ

ウェットフードの60%~80%は水分なので、腐敗しないように保存料や防腐剤、増粘安定剤などの添加物が多く使われていることがあります。なかには着色料や香料を添加しているものも。

購入前に保存料などの添加物が入っていないかチェックするようにしましょう。値段は多少上がってしまいますが、より安全なフードを選ぶなら、できるだけ無添加タイプのフードを選ぶようにしたいですね。

安全性の高い原材料が使われているか

出典:Amazon

原材料をチェックするときは、こまかく書かれているかどうかにも注目しましょう。たとえば、「肉類」ではなく「骨抜きチキン」や「豚肉」「グラスフェッドビーフ」など、どの動物のどんな肉なのかまで書かれているものを選ぶのがポイントです。

また、人間も食べられる「ヒューマングレード」のものであれば、安全性に配慮されているといえます。さらに安全性にこだわるなら、飼育環境や生産者の顔が分かる商品や、各原材料の配合比率まで書かれているものがおすすめです。

【4】愛犬がおいしく食べられるものを選ぶ

犬用ウェットフードを選ぶうえで、とても大切なのがおいしさです。体によいウェットフードでも、愛犬が気に入って食べてくれなければ意味がありません。

犬用ウェットフードを選ぶときは、愛犬が飽きずにおいしく食べてくれるものを選びましょう。

香りが強いものは食いつきがよい

出典:楽天市場

犬は、嗅覚がとても敏感です。香りが強いウェットフードは、食いつきがよいとされています。室温の状態で食いつきが悪いときは、少しあたためてから与えてみましょう。香りが強くなるので、食欲が刺激されることがあります。

犬が本能的に好む香りは、強い肉の香りや腐敗臭のようなにおいです。犬用のウェットフードを選ぶときは、ぜひフードの香りにも注目して選んでみましょう。

良質なたんぱく質が豊富なものを選ぶ

出典:Amazon

香りがよく、最初はおいしそうに食べていたのに徐々に食べなくなってしまったというときは、味が好みではないのかもしれません。犬がおいしいと感じるたんぱく質が豊富に含まれたウェットフードに変えてみましょう。

原材料が1種類の肉だけのものよりも、複数種類の肉や大豆を混ぜて作られたウェットフードのほうが食いつきがよいことがあります。好みの味は犬によって異なるので、根気強く愛犬に好むウェットフードを探してみてください。

【5】パッケージタイプで選ぶ

出典:Amazon

犬用ウェットフードとひと口に言っても、さまざまなパッケージタイプがあります。長期保存が可能な缶詰のほか、皿に移しやすく捨てやすいトレイタイプ、省スペースで保管できるパウチタイプなどがあります。

犬用ウェットフードを選ぶときは、まとめて保管するときのことも考えて、保管しやすいパッケージのものを選びましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)