――日向坂らしさを模索していたという姿も映像に出ていましたが、どのように乗り越えたのですか?

佐々木久美:日向坂らしさを探すことは永遠の課題だと思っていて、まだ見つかっているわけではないんです。年末に紅白に出させていただいたり、ほかの先輩方と同じように坂道グループのひとつとして、そういう場所に立たせていただけたことは自分たちの自信につながったので、今も模索中ではあるのですが、無理にすぐに見つけようとしないとで、とりあえず全力で目の前のことをやっていくことが未来につながるというのは、去年の一年でわかったことなんです。どうしようと悩み続けるのではなく、とりあえずみんなで乗り越えていく。いろいろなことを乗り越えていくことで見つけられることもあったので、頭で考えるのではなく、とりあえず行動することは大きかったと思います。

――まだ模索中とのことですが、今感じている自分たちのカラーは何でしょうか?

佐々木美玲:観ている人が元気になってくれることが一番いいなと思って、ハッピーオーラということで頑張ってきたのですが、その言葉に頼っていいのかなという気持ちは今までいつもあったんです。正直なところ、アイドルってみんなハッピーオーラじゃないですか。でも今は、そのハッピーオーラをどのアイドルよりも極めて、青春感あふれるハッピーをもっともっと届けられればいいなと。

佐々木久美:とりあえず全力で取り組み、観ている人に元気を与えられたらいいなって思います。

佐々木美玲:全力ハッピー!

小坂菜緒:観ていて応援したいなって思ってもらえるグループって、やっぱり強いなって思うので、私たちも観ていてかわいいな、応援したいなって思ってもらえるグループを目指していきたいなと思います。

――「TGCしずおか」で全力応援ソング「青春の馬」を初披露した時に、新しい一面を感じました。明るい日向坂だけでなく、力強さも感じるパフォーマンスでしたよね。

佐々木美玲:それはありますね。あの曲はパフォーマンスに気合いが入るんです。ちょっとけやき坂46っぽいところがあると思います。パフォーマンスを初めて見た時に泣いているメンバーもいたので、それくらい伝わるものがあるのだと思います。

――日向坂46として何か形が見えたような、先が見えたような感覚になる曲だったのでしょうか?

佐々木美玲:これからも止まらず頑張ろうという感じだったと思います。

小坂菜緒:日向坂になってからの応援ソングがなかったので、また新しい感じがあったのかなって思います。

佐々木久美:ひよたん(濱岸ひより)と小坂菜緒のペアダンスの演出もすごく胸に響いて、そういうことも思いとしてはあったのかも知れないです。