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【この記事のエキスパート】
物心がついたときにはラケットを握っていたテニスマイスター:杉浦 直樹
実家がテニスクラブを経営していたため、物心がついた時にはすでにラケットを握っていた。テニス歴は約50年。ジョン・マッケンローを尊敬し、「ボールのタッチ」を重視したプレーを身上とする。1970年代から現在に至る歴代名プレーヤーのエピソード、ラケットやシューズといったグッズの変遷、人気の移り変わりなどに深い知見を持つ。
テニスのプレーにおける上達やコントロールに大きく影響する「テニスガット」。テニスストリングとも呼ばれ、ポリやナイロンといった素材のほか、構造も種類があります。この記事では、テニス初心者にも分かりやすく硬式テニスガットの選び方を解説。レベル別におすすめの商品を紹介します。
テニスガットの選び方
テニスガットは、太さや素材などが異なるさまざまな種類が販売されています。ラケットの打感に重要な役割をしめるテニスガットですが、特徴を理解したうえでレベルに合わせて購入しないと、上達の足をひっぱってしまうことも。そこでこの記事では、初心者や中級~上級者にわけて、テニスガットの選び方をご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね。ポイントは下記3点。
【1】ガットの素材で選ぶ
【2】ガットの構造で選ぶ
【3】ゲージ(ガットの太さ)で選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ガットの素材で選ぶ
テニス用ガットの素材にはいくつかの種類があるので、それぞれ特徴をおさえていきましょう。
▼初心者向けの「ナイロンガット」
多くのテニス用ガットに用いられているナイロンは、弾力性にすぐれているという特徴があります。価格もリーズナブルなので、初心者がガット選びで迷ったらナイロン素材を選ぶといいでしょう。
インパクトの衝撃もほかの素材より少ないので、腕や肘への負担が気になるという方や、筋力のない小学生・中学生、女性にもナイロン素材のガットが適しています。
▼中級者~上級者向けの「ポリエステルガット」
素材が硬く、ハードな打球感が楽しめるポリエステルガット(ポリガット)は、中上級者やパワーヒッターにおすすめです。
ボールをしっかりと潰せるので、ホールド感を得たいという方や、スピンをかけながらコントロールをしたいという方にも適しています。
耐久性も高くガットが切れにくいのも特徴で、試合中に思いっきりボールを打つこともできます。
▼質にこだわりたい方は「ナチュラルガット」
牛の腸を使って作られているのが、ナチュラルガットです。打球感や飛びがよいので、攻撃、守備を問わず使いやすいという特徴があります。また、ショットの振動吸収にすぐれており、肘を痛めているシニアプレーヤーからも人気が高い傾向です。
湿気に弱く、ポリエステル製のガットよりは寿命が短めとなっていますが、いちど使ったら手放せなくなるような打感のよさを味わえるでしょう。コントロール重視という方にも適したホールド感の高さも魅力です。
【2】ガットの構造で選ぶ
ガットの構造も使いやすさを左右するので、構造別の特徴を知っておきましょう。
▼パワー系プレイヤーに適した「モノフィラメントタイプ」
モノフィラメントは、一本の太い芯糸に、いくつもの細い糸を巻きつけた構造になっています。シャープな打球感とすぐれた耐久性が特徴です。
打ったときの感覚は高反発で少し硬めですが、力強い打球を打ちたいというパワー系プレーヤーにはピッタリ。価格もリーズナブルなので、練習用にガンガン使いたいというときにも適しています。
▼コントロールを重視したいなら「マルチフィラメントタイプ」
マルチフィラメントは、細い糸を束ねて一本にした構造となっています。打球感はマイルドで、振動吸収率にすぐれているのがメリット。
ボールの飛びもよいので、コントロールのしやすさを重視したいという方や、初心者におすすめです。耐久性は高くありませんが、もともとあまり力がないという方なら、マルチフィラメントを選んでも問題ないでしょう。
【3】ゲージ(ガットの太さ)で選ぶ
ゲージ(ガットの太さ)の違いも大切なチェックポイントです。
▼細いガットはスピンがかかりやすく、ボールが伸びる
一般的には、1.30mmが「ふつう」の太さとされていますが、それよりも細いガットは、食いつきやボールの伸びがよいという特徴があります。可動範囲が広く伸縮性も大きくなるため、スピン量のコントロールもしやすいでしょう。
ただし、細くなるほど耐久性も低くなってしまうので、パワーヒッターにはあまり適していません。
▼太いガットは安定度が高い
1.30mm以上の太いガットは、安定度が高いという特徴があります。ガットが太くなるほどたわみも少なくなるので、打ち応えの強さも感じるでしょう。
厚いラケットには、太めのガットを使いたいところです。耐久性とホールド感も高いので、パワーヒッターやボールのコントロールを重視したいという方にもおすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)