JR西日本は22日、運行開始を延期していた「WEST EXPRESS 銀河」について、運行開始日が2020年9月11日に決まったと発表した。9~11月の3カ月間は山陰方面(京都・大阪~出雲市間)、12月以降に山陽方面へ運行される予定となった。
新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」は当初、5月8日の運行開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などの影響により、当面延期となっていた。9月11日の運行開始が決まったことを受け、感染拡大を防止するため、空気清浄機の搭載、抗ウイルス・抗菌加工の実施、自動換気装置による車内換気、消毒液の設置、飛沫感染防止パーテーションの設置といった取組みを行うとしている。
9~11月の新たな運転計画も発表された。下り列車は京都発出雲市行で、運転日(始発駅出発日基準)は9月11・14・18・21・25・28日、10月2・5・9・12・16・19・30日、11月2・6・13・16・20・23・27日。上り列車は出雲市発大阪行で、運転日(始発駅出発日基準)は9月12・16・19・23・26・30日、10月3・7・10・14・17・21・31日、11月4・7・14・18・21・25・28日。一部の日を除き、毎週月・金曜日に下り列車、毎週水・土曜日に上り列車が始発駅を発車することになる。12月以降の運転計画は決まり次第、改めて発表される。
「WEST EXPRESS 銀河」の停車駅では、特産品・特製弁当の販売など各種おもてなしが行われる予定。車内フリースペースでのイベントはしばらく実施を見合わせる。きっぷの販売方法に関して、当面は「日本旅行が企画・実施する旅行商品に限定して販売します」とのこと。8月1日12時以降、「WEST EXPRESS 銀河」特設サイトからリンクする日本旅行の専用ページにて、商品の販売方法などを案内する。なお、新型コロナウイルス感染症の今後の状況等により、運転計画を変更する場合がある。