リスクモンスターは7月21日、第10回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表した。調査は5月22日~25日、20~59歳の男女800人を対象にインターネットで行われた。

3位はトヨタ自動車

ランキング1位は、「国家公務員」(39.3%)。次いで2位は「地方公務員」(39.1%)、3位「トヨタ自動車」(8.5%)となった。以下、4位「任天堂」(5.4%)、5位「グーグル(Google)」(5.1%)、6位「アップル(Apple)」(4.9%)、7位「全日本空輸(ANA)」(4.3%)、8位「ソニー」、「パナソニック」(4.1%)、10位「アマゾン」、「資生堂」(3.0%)と続く。

  • 第10回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」ベスト100

業種別では、前回の第9回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」に引き続き公務員がトップとなったほか、製造業8社(トヨタ自動車、任天堂、アップル、ソニー、パナソニック、資生堂、花王、富士フイルム)が上位20社にランクインしている。

前回の結果と比較したところ、上位3位までの順位に変動はなく、3位の「トヨタ自動車」は公務員を除いた事業会社のランキングとしては8回連続で1位に。前回からの順位変動としては16位「日本赤十字社」(前回57位)、19位「日本マイクロソフト」(同57位)のランクアップが目立った。

結婚相手の勤務先として望む会社を男女別に集計したところ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先の1位は「地方公務員」(41.8%)。次いで2位は「国家公務員」(33.3%)、3位「トヨタ自動車」(8.5%)、4位「全日本空輸(ANA)」(5.8%)、5位「アップル(Apple)」(5.0%)となった。

一方、女性が結婚相手の男性に望む勤務先の1位は「国家公務員」(45.3%)、2位「地方公務員」(36.5%)、3位「トヨタ自動車」(8.5%)、4位「グーグル(Google)」、「任天堂」(6.8%)と続いた。

公務員の人気職種は?

全体ランキングと同様に男女別においても「公務員」が1位、2位を占めたものの、男性回答者では「地方公務員」、女性回答者では「国家公務員」が1位となっており、男女での違いが表れている。

また国家公務員、地方公務員について職種を掘り下げて調査したところ、1位「地方公務員(市役所勤務、その他行政職)」(20.0%)、2位「国家公務員(その他行政職)」(19.4%)、3位「国家公務員(中央省庁勤務)」(16.8%)という結果に。公務員の中でも市役所や県庁などの役所勤めが人気が高いことがうかがえる。

  • 第10回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」公務員詳細

重視するポイントは「給与額」「雇用形態」「福利厚生」

結婚相手の勤める企業に対して重視するポイントは男女、年代問わず「給与額」(回答率56.1%)が1位。次いで2位「雇用形態」(同47.9%)、3位「福利厚生」(同29.9%)となった。

  • 第10回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」重視するポイント

特に男女別における女性と年代別における20代では、60%以上が結婚相手の給与額を重視しており、女性や若い年代ほどその傾向が強く表れている。「また前回と比較し『雇用形態』の回答率が増加している点については、景気の先行きが見通せない状況が続く中、結婚相手の雇用の安定性を気にする人が増加している可能性が考えられます」と同調査。

男女別の特徴としては、「将来性」(男性13.8%、女性23.0%)、「転勤や異動の頻度」(男性13.8%、女性21.3%)となっており、男性に比べ女性の方が結婚相手に対して環境が大きく変わることなく、将来にわたって安心して働いてほしいと考えている様子がうかがえる。一方、男性は女性と比べて、「子育て支援」(男性14.0% 女性8.5%)の回答率が高く、結婚相手が勤める企業に対して、仕事と家庭、育児を両立できることを重視しているようだ。