お金の情報サイト「まねーぶ」(GV運営)は7月16日、正社員を対象とした「2020年度の夏ボーナス調査」の結果を発表した。調査期間は2020年6月30日~7月10日、調査対象な全国20代~60代の正社員で、有効回答は800人。

夏ボーナスの平均値は39.5万円

  • 2020年度 夏ボーナスの支給額

夏ボーナスの支給の有無を尋ねると、4人に1人以上の26.9%が「支給なし」との結果に。支給がない理由としては、「会社の業績が悪い(コロナによる経営悪化含む)」が突出して多く66.5%に上った。

夏ボーナス支給額(支給対象者のみ)の平均値は39.5万円、中央値は30万円。内訳は、「10万円以上~20万円未満」が15.9%、「30万円~40万円未満」が12.9%、「20万円~30万円未満」が12.4%と続き、50万円未満が54.7%を占めた。なお、最高支給額は200万円(情報通信業/勤続年数20年以上~30年未満)、最低支給額は1.1万円(製造業/勤続年数3年以上~5年未満)だった。

また、昨年支給対象者のみの平均値は39.1万円、中央値は32.5万円で、前年と比べて14.7%減少。今年の支給額との増減内訳では、44.8%が「減額」となった。

夏ボーナスの使い道を聞くと、「貯金」が53.5%と圧倒的に多く前年比5.4ポイント増。一方、「遊興費(外食・レジャー費等)」は同3.7ポイント減の7.7%となった。

夏ボーナス支給額に対する評価については、65.8%が「納得できる(やや含む)」と回答し、理由としては、「コロナ禍で不安定な中でも支給されたから」(378人)がトップ。一方、2020年の冬ボーナスについては、70.1%が「期待できない」と答え、理由として、「コロナ不況はこれから本格化すると思うから」(279人)を挙げる人が最多となった。