俳優の堺雅人が12日、オンラインで生配信されたTBS系日曜劇場『半沢直樹』(7月19日スタート、毎週日曜21:00~)の制作発表会見に出席した。
池井戸潤氏の「半沢直樹」シリーズより『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』を原作とする本作。2013年に放送された前作で「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決めゼリフが社会現象になるほどの熱演を見せた堺扮する半沢直樹が帰ってくる。
半沢役の堺は、「ちょっと芝居で怒鳴りすぎて変な声ですけど、すみません。ようやく『半沢直樹』が帰って参りました」と話し、「ひと足先に見させていただきましたが、すごいカロリーの詰まったドラマで、1シーン1シーン大変だったんですけど、通して見るとすごい壮大な物語がようやく始まった感じがします。大きな船出の感じです」と手応えを語った。
新型コロナウイルスの影響で放送延期となっていたが、ようやく19日に放送スタート。「途中撮影の中断がありましたから、感慨もひとしおですね。1作目と2作目の間を中断と考えれば、2回中断があった形になりますので」と述べ、「まだ死んでなかったんだ。まだ脈はあるんだって。それも力強く心臓が動いているんだと今日、確信しました。生き物としてようやく動き出した感じがします。ほっとしました」と話した。
そして、「現場の先生のご指導のもと、ガイドラインに従って安全に気をつけながらしっかりと撮影しております。ですが、ぶつける力を弱めるという選択肢は我々にはありません。全力でぶつかっていって、そのぶつかる様をみなさんに見ていただけたらと思います」と力強くコメント。
「続編が決まってから、『頑張ってね』というお声をいただけるんですけど、この時代になって頑張れるっていうことがすごく幸せなんだなと思っています。頑張りたくても頑張れない人いっぱいいると思いますし、お芝居やりたくてもやれない方たくさんいると思います。そんな中、頑張れるっていうことがすごく幸せだなと心から思っています。その幸せをかみしめるながら残りの撮影も頑張ります」と語った。
会見には、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、今田美桜、井川遥、尾上松也、市川猿之助、北大路欣也、香川照之も出席した。
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