雨の多いこの時期、気圧が低くなることが多くなると、低気圧が人体の交感神経を過剰に刺激して、自律神経が乱れがちになります。そのため、だるさ、頭痛、関節痛などの体調不良が現れて、やるきが出なくなる、活動量が減ってしまうこともあります。今回は、ダイエットしにくいこの時期におすすめのトマトレシピをご紹介しましょう。
梅雨の時期はやせにくい!?
雨が多いと、気分も沈むという方も多いのではないでしょうか。実際に、自律神経が乱れやすいこの時期は、だるくてやる気が出ない、活動量が減るといった血流の悪化を誘発してしまいます。むくみや冷えを感じる人も多く、やせにくい時期といえるでしょう。そのため、この時期は特に、規則正しい生活、食事習慣を整えることを意識しましょう。特に、睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。すると、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌が乱れ、食欲のコントロールも乱れます。自律神経を整えるためには、お風呂が有効です。気温が高くなると、シャワーで済ませがちですが、夜は39~40℃ぐらいの温度で15分ほど湯舟につかりましょう。朝はシャワーにして、体を目覚めさせると効果的です。
トマトは美容・ダイエットにもおすすめ
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と西洋ではことわざになるほど栄養が豊富な野菜です。トマトの赤い色には、リコピンと呼ばれるβ-カロテンの仲間の成分が含まれています。リコピンはそのカロテノイドの中でも抗酸化作用が高く、この色が濃いほどリコピンが多く含まれます。また、脂肪代謝に関わるビタミンB6、塩分を排出する作用のあるカリウム、ビタミンCも含まれており、老化防止や肌、皮膚を健やかに保つ働き、むくみ予防効果があります。健康だけでなく、美容効果も期待される食材です。
トマトを効果的に食べる方法
リコピンは油に溶けやすい性質があります。そのため、油を調理に少し利用して、一緒に食べると体内への吸収率がアップします。トマトにオリーブオイルを合わせて、カプレーゼなどおいしく食べる調理法がたくさんあります。加熱により吸収率が高まるので、トマトソース、シチュー、スープなど加熱調理して食べるのもおすすめです。
また、リコピンの吸収は朝がよいといわれています。朝食にトマトを食べたり、トマトを利用したメニューをいただくのがおすすめです。トマトの選び方は、ヘタの状態でだいたいの鮮度が分かるので、ヘタがみずみずしく、ピンと張ったトマトを選ぶのがポイントになります。
簡単できれいになるトマトレシピ
今回は、夏でも食べやすいトマトを使用した冷たいソースをご紹介しましょう。
白身魚のソテートマトソース
<材料>(2人分)
トマト 2個(約300g)
白身魚(シイラ) 2枚(約160g)
小麦粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
青じその葉 5枚
レモン汁 大さじ1
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
こしょう 少々
<作り方>
1:トマトは包丁の先でへたをくりぬく。へたの反対側の皮に浅く十文字の切込みを入れる。鍋に湯をわかし、1個ずつ熱湯にさっと通して冷や水にとり、皮がめくれたところから皮をむき、1㎝角に切る。青じそは千切りにしておく。
2:ボールに、1を入れ、オリーブオイル大さじ1、レモン汁大さじ1、塩少々、こしょう少々を入れて混ぜ合わせておく。
3:白身魚は、塩、こしょうを全体に振り、小麦粉を薄く全体につけておく。にんにくは、みじんぎりにしておく。
4:フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を入れ、にんにくを入れて弱火にかける。香りが立ったら、魚を皮目を下にして入れる。焼き色がついたら返して、ふたをし、5~6分蒸し焼きにして中まで火を通す。皿に魚を盛り付け、2のトマトソースをかけたらできあがり。
<ポイント>
お肉料理や魚介類、野菜料理にも合うソースです。冷やしてもおいしく食べられますので、食欲が落ちやすい時期にもおすすめです。トマトの栄養をたっぷり食べて、美しくダイエットしましょう。