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【この記事のエキスパート】
編集者/プロダクトコンセプター:土居 輝彦
1982年より株式会社ワールドフォトプレス社の雑誌monoマガジン編集部へ。
1984年より同誌編集長。
2004年より同社編集局長。
2017年より同誌編集ディレクター。
その間、数々の雑誌を創刊。
FM cocoloへの情報提供、執筆・講演活動、大学講師、各自治体のアドバイザー、IDSデザインコンペティション審査委員長などを現在兼任中。
火種になるフェザースティックを作ったり、薪割り、料理に使うなど幅広い使い方ができるブッシュクラフトナイフ。モーラナイフ、ユニフレームといった人気メーカーから、フルタング構造、カーボン素材など多数の商品が発売されています。この記事では、ブッシュクラフトナイフの選び方とおすすめ商品を紹介します。
火起こしや薪割り、料理にも使える北欧発の逸品
ブッシュクラフトナイフとは?
ブッシュクラフトとは北欧で生まれた言葉で、「自然のなかで、素材を生かしてアウトドアを楽しむこと」を意味します。
火起こしや薪割り、ウッドクラフトなど用途も目的もさまざま。北欧の豊かな自然に囲まれた国々の知恵が詰まった魅力的なナイフになります。
幅広い用途に使用可能
ブッシュクラフトナイフの選び方
それではさっそく、ブッシュクラフトナイフの選び方を解説していきます。選び方を参考に、自分に合ったブッシュクラフトナイフを選びましょう。
グリップの持ちやすさで選ぶ
グリップには樹脂と木製があります。樹脂は濡れた手でも使いやすく滑りにくいので安心です。
木製は、樺(かば)や樫(かし)といった丈夫な木材をはじめ、さまざまな素材が使われています。樺は木目が美しく、樫は丈夫で水分を含んでも弾力があります。
見た目だけで決めず、実際に握ってから自分の用途や好みに合わせて選びましょう。
刃の素材で選ぶ
刃の素材は、おもにステンレスとカーボン(炭素鋼)があります。それぞれの特徴を深くして、自分に合う素材を選びましょう。
水辺付近や料理に使うならステンレス製
水辺付近のキャンプや釣り、料理で使う場面を想定しているならステンレス製のブッシュクラフトナイフがおすすめです。理由としては、水に強くサビに強い、お手入れすると切れ味が戻りやすい(お手入れがしやすい)点が挙げられます。
そのため、水辺付近では大活躍間違いナシです。
幅広く使うならカーボン製
カーボン製のブッシュクラフトナイフは、丈夫・切れ味がいい・お手入れしやすい(研ぎやすい)という特徴があるので、アウトドアで幅広く対応することが可能です。
難点としてはサビやすく、そのまま使用していると、ナイフが手から抜けて思わぬケガをする可能性がある点です。なので、ブレードに椿油やオリーブなどを塗布する定期的なお手入れが欠かせません。
とはいえ、火起こし、薪割り、料理、食事の際の食器や箸を作るなど、さまざまな場面で活躍してくれるので、アウトドア愛好者からは人気の高い素材になります。
刃の形状で選ぶ
ブッシュクラフトナイフは薪割りから料理、落ちている木材でのウッドクラフト製作に至るまで、いろいろなことに利用できます。
刃の形状によっても切れ味や研ぎやすさが変わってきます。ここでは、用途別に刃の形状と、その特徴をご紹介しましょう。
薪割りに適したスカンジグラインド
キャンプで必要となる薪。木を割いて薪を作る作業をバトニングといいます。
バトニングには、北欧ナイフに多いスカンジグラインドという、先端に向かってまっすぐに刃付けがされたものが向いています。研ぎやすく、細かいクラフト作りにも向いているオールマイティーな形状です。
料理やハンディングに適したホローグラインド
ブッシュクラフトナイフの定番として知られる形状です。刃の断面が内側に細いカーブを描いた形になっていて、刃先が接触しているので切り込みやすくなっています。
初心者の方や力に自信のない方にもおすすめですが、先端が細いので研ぐときに少し神経を使います。
上級者向けコンベックスグラインド
コンベックスグラインドとは、刃の断面の外側に丸い厚みがあって、日本刀と同じ形状になっているものです。
とても刃持ちがよく、刃こぼれがしにくいのがメリットです。ただ、扱いに少し技術が必要なので、上級者や愛好家に向いています。薪割りのときなど、下と横に切り割く力が強く、ハードな使用シーンにおすすめです。
ナイフの全長や刃渡りもチェックしよう
使用するシーンや目的によって適している刃の長さや、グリップとあわせた大きさなどが違います。
木の皮を削ったり、魚をさばいたりするような細かい作業が多い場合は、短いもののほうが扱いやすいでしょう。割りといった力のかかる作業では、長めのもののほうが使いやすく、効率的に作業を進められます。
ボーカーとモーラナイフを厳選
ブッシュクラフトナイフのおすすめメーカー・ブランド
さまざまなブランドがあるブッシュクラフトナイフですが、ボーカーとモーラナイフをご紹介します。
Morakniv(モーラナイフ)
北欧スウェーデンのモーラ地方で1891年に創業した老舗メーカー。品質の高さはスウェーデン王室から御用達認定を受けているので、折り紙付きです。特徴はカラーバリエーションやインナップの豊富な点。
人気が高いのは「ガーバーグマルチマウント」で、マルチマウントと呼ばれるケースに収納すると、ベルトやリュックにも装着が可能になります。
BOKER(ボーカー)
200年以上の歴史があるドイツの老舗ブランドで、多くのユーザーから切れ味、耐食性の高さで支持を集めています。アウトドアやハンティングに使えるナイフ、包丁やカミソリなどさまざまな刃物に精通しているのが特徴です。
なお、コスパで選ぶなら「マグナムシリーズ」で、1,000~2,000円台から購入できるモデルもあります。ブッシュクラフトナイフがどんなものか、試してみたい方におすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)