
◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
助産師・看護師・保育士:河井 恵美
看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。
青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。親御さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。
現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。
インターネットでエミリオット助産院を開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。
介護者が点滴などを抜いたり、自分の体を傷つけたりするのを防止する「介護ミトン」。本記事では、介護ミトンの選び方やおすすめ商品をご紹介。利用者の症状に合わせて適切な商品の選び方を解説しています。さらに、記事後半には、通販サイトの人気売れ筋ランキングも掲載しています。
介護ミトンの選び方
それでは、介護ミトンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】利用者の症状に合わせたタイプ
【2】素材や機能性
【3】使いやすい固定方法
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】利用者の症状に合わせたタイプをチェック
介護ミトンにはそれぞれ特徴があります。負担なく介護をするためにも、介護度に合わせて正しい選び方をしましょう。
ミトン初心者はスタンダードな「ミトンタイプ」
スタンダードなタイプの介護ミトンです。初めて介護ミトンを使う方におすすめです。ゆったりしていますがミトンのなかで指を握れないので、自傷行為や点滴の抜管を防げます。
ただし、定期的にミトンから手をだしてあげて、指の動きなどを確認してあげましょう。
怪我の衝撃から守りたいなら「クッションタイプ」
厚いクッション生地が入っている「クッションタイプ」の介護ミトンは、ベッド枠や壁に手にぶつけるなどの怪我を防ぎたいとき役立ちます。
クッション生地が厚いほど衝撃から手を守ってくれますが、厚いとそれだけ手が蒸れやすくなるので注意が必要です。「クッションタイプ」のミトンを選ぶときには、通気性のよさも確認しておくといいでしょう。
拘縮(こうしゅく)があるなら「ポケットタイプ」
拘縮(こうしゅく)のリスクがある人に使える介護ミトンを選ぶなら、「ポケットタイプ」が適しています。「ポケットタイプ」のミトンは内部がグリップなどで仕切られているので、親指とほかの指をわけて入れられ、自然に手を握り込めます。
ものをつかむことはできませんが、ミトンのなかで指を自然に動かせるため、機能の好転も期待できます。
【2】素材や機能性もチェック
介護ミトンは肌に直接触れるので、素材や機能性もチェックしておきましょう。
吸汗性と通気性の良さを重視する
吸汗性にすぐれた素材としては、吸湿速乾機能を施したポリエステル、綿、混紡などがあります。
汗をかきやすい時期には、通気性の高いメッシュ素材が使われているミトンを選ぶといいでしょう。ただし、メッシュ素材は破れなどのリスクが増えるため、手の動きが激しい人に装着させる場合には一部がメッシュになっているミトンを選ぶなどの工夫が必要です。
耐久性があるタイプは繰り返し洗濯できて清潔に保てる
介護ミトンには手洗い対応しているタイプだけではなく、洗濯機で丸洗いできるタイプもあります。夏は汗などでもミトンが汚れるため、洗濯のしやすさはとても重要です。
脱水や乾燥機にも対応している介護ミトンもあるので、洗濯の手間を少しでも省きたいという人はチェックしてみましょう。何度でも洗濯できる耐久性の高さも確認しておきたいところです。
ミトンのなかで手指が動かせるサイズ感がベスト
内部がゆったりとしている介護ミトンは、介護される人が手をミトンのなかで動かしやすいというメリットがあります。
介護ミトンの着用に対して激しく抵抗をする人への使用などにも適しています。ゆったりしているので着用中に外れてしまう可能性もありますが、固定方法や手首周りのサイズなどを確認してから商品選びをすれば問題ありません。
【3】使いやすい固定方法をチェック
介護ミトンは固定方法によっても使いやすさが変わります。
マジックテープ、スナップボタン、バックルなら取り付け簡単!
取りつけがかんたんな介護ミトンを選びたいという人は、マジックテープやバックル、スナップボタンを採用しているタイプを選びましょう。素早く着脱できるので、負担の軽減にも繋がります。
介護される側の手指の状態にもよりますが、介護初心者の人は、取りつけのしやすさを最優先にして介護ミトンを選ぶと扱いやすいでしょう。
紐で結ぶタイプならサイズ調整しやすい
サイズ調整のしやすさで介護ミトンを選びたいという人は、紐で結ぶタイプが適しています。
紐で固定するタイプのミトンは手のサイズやミトンを使う状況に応じて柔軟にサイズを変えることができます。また、紐で固定するタイプは、着用者がミトンを外しにくいというメリットもあります。シーンによって着脱かんたんなタイプと紐で結ぶタイプを使いわけてもいいでしょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
介護ミトンは、介護が必要な人が自分で点滴を抜いたりおむつを取ったりする行動による危険を防ぐためのものです。介護が必要な人の行動を抑制することが目的ではありません。
ミトンをしたままだと、汗をかいてお肌のトラブルのもとになったり手を握る・開くという機能が低下したりするため、定期的にミトンを外して動かして清潔さをたもってください。介護者の目が届くときにはミトンを外す時間を作りましょう。