ケルヒャージャパンは5月15日、「緊急事態宣言以降の家事シェア状況」の把握を目的としたアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2020年4月、調査対象は20~50代の共働き男女で、有効回答は706人。

家事シェア率、20~30代は7割弱、40~50代は5割弱

  • 居住地域での緊急事態宣言発令以降、配偶者と「家事シェア」はできていますか?

居住地域での緊急事態宣言発令以降、配偶者と「家事シェア」について話し合う機会はあったか聞くと、「あった」と答えた割合は20~30代の44%に対し、40~50代では29%にとどまった。

緊急事態宣言発令以降の「家事シェア」について、「できている」と答えた割合は、20~30代は69%、40~50代は49%と、20ポイントもの差がついた。同調査では、「長くなった在宅時間をきっかけに、若い世代の方が改めて家事分担について話し合い、着実に家事シェアを進めているようだ」と推測している。

配偶者より多く行っていると思う家事を問うと、20~30代の男女の差が最も少なかったのは「掃除」(男性107人、女性112人)。反対に差が最も大きかったのは「料理」(男性58人、女性132人)だった。

最も大変だと思う家事は何か質問したところ、全体では「料理」(445人)が最多で、2位の「掃除」(128人)を大幅に上回った。次いで「片付け・収納」(70人)、「洗濯」(44人)と続いた。

前述の質問で「掃除」と答えた人に対し、在宅時間が長くなったことで汚れが気になる場所を尋ねると、1位「床」(58人)、2位「キッチン回り」(57人)、3位「トイレ・洗面台」(56人)、4位「お風呂」(50人)、5位「窓・網戸」(28人)となった。