東武鉄道は11日、東武スカイツリーライン・日光線・鬼怒川線・宇都宮線などで2020年6月6日にダイヤ改正を実施し、日光線・宇都宮線南栗橋~東武宇都宮間において直通運転を実施(一部列車を除く)すると発表した。

  • 栃木~東武宇都宮間で折返し運転を行う20400型

南栗橋駅以北の日光線では、現在、日光・鬼怒川方面の急行・区間急行と普通に加え、南栗橋~新栃木間で折返し運転を行う普通も多く設定されている。一方、宇都宮線は朝の時間帯に運転される南栗橋発東武宇都宮行の列車1本を除き、栃木・新栃木~東武宇都宮間で折返し運転を行っている。

ダイヤ改正後、それぞれ折返し運転を行っていた南栗橋~栃木~東武宇都宮間で直通運転を実施することにより、栃木駅または新栃木駅での乗換えが不要となるため、同区間の利便性が向上するとのこと。日光線南栗橋~栃木間では、新たに20400型によるワンマン運転が行われる。

また、ワンマン運転拡大に合わせ、20400型に「車上ITVシステム」を導入。車体側面にカメラを搭載し、撮影した映像を運転台に設置したITVモニタへ伝送することでホーム上の安全確認を行い、ワンマン運転におけるさらなる安全性の向上を図る。

その他、ダイヤ改正後の鬼怒川線で、東武ワールドスクウェア駅に全列車が停車。「東武ワールドスクウェア」の開園時間外も停車するため、同施設の来園者だけでなく、近隣施設等の来訪者の利便性も向上するという。